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追いかけて、届くよう。#17

例えばあなたが
ずっと壊れていても
二度と戻りはしなくても
構わないから僕のそばで生きていてよ

米津玄師『がらくた』

こんにちは。REALITYライバーでnoteライターのみうみうです。
この記事は8/21に放置したままで、今やっと舞い戻りました。

8/21は米津玄師さんの6thアルバム『LOST CORNER』が発売。私は火サスの凶器みたいな灰皿感(※本人談)のケース“がらくた盤”にしました。初動25.5万枚で記録更新となった日です。(といった事を書いたまま放置してありました笑)

今読んでいる皆さま、おかえりなさいそしてありがとうございます。

アルバムタイトルの由来から

まだほとんど聴いてません笑。(コンポがジャンク状態)
それでも米津さんの四万字インタビューなどを拾い読み。『LOST CORNER』の由来は、廃棄物回収車の「壊れていても構いません」の呼びかけと、カズオ・イシグロさんの「わたしを離さないで」という小説という事までは読みました。

皆思う事でしょうが、相変わらず着想がとんでもない。しかし割とわかります。アイデアはそこら中に転がってて、見つけられるタイミングは神のみぞ知る、それだけです。 

「わたしを離さないで」はドラマだけ観て何となく結末は知ってる。とりあえず重い。夜に観るものじゃないだろ。
とりあえず、彼らが集められている地名が「ロストコーナー」「忘れられた地」と世間に表現されているところからも命名されているようです。
その苛酷な運命の中で、それぞれの“自由”を究極の我欲と愛憎劇でもって描くから、名作と云われる由縁なんだけれど。

私はタイトル発表の時に、バイクとレーサーが真っ先に浮かびましたが、それもしっかりアルバムティザー映像にあった。このティザー映像、米津さんとのドライブデート気分が味わえます(!)ので是非どうぞ、おすすめ!

ロストコーナーと『縁起』

突然ですが、仏教用語での『縁起』とはこういう意味です。

「全てのものごと、起きたことには関係性(起因)がある。単一で存在するものは、何も無い」。縁(よっ)て起きる。直接的(原因)であろうと、間接的(縁など)であろうと、自分一人で起きた事など無いって感じですね。仏教唯一の思想だそうで。
良いことが起きたら自分の起因が良かったって事ですよ。

だったらさあ。ロストコーナーすなわち「遺失物保管所」に送られたものをどうするのかも、どう考えるかも人間性(仏性)が問われるよね。

だって、
忘れた物も、忘れた事も、未練がましいのかどうなのかも、全てが何かと繋がっていたのならば、それが自分にとってどんなものだったのかって考えを持ち直す事は、大切な話よねって観点で見てます。
そして冒頭の『がらくた』の歌詞に到達するんですけどね、私も。
死ぬ気で取り戻しますしね。

配信の歴史とかサポーターは?

四年前、『LOST CORNER』の前に買った5thアルバム『STRAY SHEEP』はボロボロです。REALITY始めて間もなく歌でも練習してたんでしょう。ああ、豪華なブックレットが勿体ない。
兎に角、その名のごとく『迷える羊』だった私はREALITYというノアの方舟に乗りました。
(面白い偶然だ)

話を戻すと、私にとって配信やサポーターが「遺失物」になったとしたら、どうするでしょう。何らかの理由で私にとって配信が「がらくた」になってしまったんだけど!サポーター取り戻しになんか行かないけどー!ってみんなに言ったとしたら。

その瞬間に引き金を引 くか、心臓を 切り裂かれ るようにグッサグサに血ま みれに刺され てしまいた いよ サポーターに。

いや例えだからまじでやめてね笑。
まあでも、裏返せば『私と遺失物と配信』がどれほどのものなのか、重要さは伝わるかと思って書いてみたけれど、怖いわ。だけど実際そんな風に思った事は思ったからまあいいだろう。でもね。

明滅を裂いて今心臓を抉っていけ どうした 悪魔じゃあるまいに
そんな目で 見んな

米津玄師『RED OUT』

[Alexandros]から米津玄師へ

このアルバムに収録されている『RED OUT』は是非ちゃんと映像も見てほしい。「そんな目で見んな」と歌いながらこちらを睨みつける米津玄師に思った事。

「お前も俺も人の皮を被った所詮悪魔なんだからよ。」

私も大概、悪魔じみた心が在るには在るって事に最近気がついた。
もちろん、ライン超えたら終わってるし、倫理感が私をそうさせなかったけどね。我ながら、本気で、百、人を憎しんだら恐ろしいと思った。暴力とかそんな事ではない。虐めようと思ったらとことん虐められるんじゃないの?

ハードル越しまくった人間は(大量殺人鬼とか)多分こっちには戻って来れないし間違いなく更生しないなと思った。それ程、悪魔に魂を売るような感情は狂気的で、紙一重だよ。

てか、みんなも気がついていないだけで事が起きれば同じ人間だからね。キュウソネコカミですよ。
特に何にも怒っていないけど、私を本気では怒らせないで下さい。そしてみんなもです。みんなの周りに怒らせられないように気を付けてください。人の心を“遺失物”にしないように、生きていきましょう。 

おわりに

というわけで、話は変わりますが[Alexandros]の川上さんのようになりたいと言い続けて来た私ですが、最近はベースの磯部寛之さんの方が自分みたいというか、確実にしっくり来るなって感じる。

何でだろ。音楽的に例えれば、米津玄師の音楽に寄ってる、いや…小説だけならディーンフジオカさんの世界観がしっくり来る。

最近、配信が前のような感覚じゃなくなってきた気がしてます。
ただ一つ言えるのは、これを「縁起」と結びつけるのならば、何処へ進もうとも全てはその為にあったのだということ。
その為とは、「夢」に向かってもっと近づいていくだけということ。サポーターを無下に捨てる訳が無いという事。

REALITYに出会ったところで一向に夢は叶いそうにもありませんが、REALITYにいた事で夢が見つかりました。わけがわからない?どうした、そんな目で見んな。(End.Thank You!SeeYou!)


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