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天の微笑み自家製ツナのお話

あたたかな陽気、吸い込まれそうな空と緑萌える5月。詩人の谷川俊太郎さんが「5月と9月の空は特別」、そう詠っていたことを思い出しながら、いつものカフェでのんびりとしています。


最近はいろいろとツナサンドを作ってみていたのですよ(*^^*)


いろいろなツナサンドを試してみたくて、その姿やひと口に豊かな感動を感じたくて探究をしていたのですが、今度は自家製のツナを作ってみたいと思いました。


以前、茅場町のベーカリー・バンクさんのパンが気に入って何度か通っていたときに、近くにあったKNAGというカフェでなんとなく気になって買ってみた自家製ツナサンドが、それまで食べたことのないツナサンドで、とても感動をしたことを思い出したからです。


私が作ってみたのはマグロではなくカツオのツナ。スーパーで安く買えたからです。このお料理がとても感動に満ちていたので、今回はそのお話をしたいと思います。


※ホームぺージに添えられたメッセージも素敵なKNAGさんの記事は、こちらです。よろしければ覗いてみてくださいね。







天の微笑み自家製ツナ

鰹に塩をふり、香味野菜やハーブの香りを移したオイルでじっくりと煮込んだ自家製のツナは、しっとりとやわらかく臭みもいっさいありません。


とてもシンプルな作り方で、できあがったツナには塩胡椒さえする必要がなく、しみじみと美味しいものでした。オイルにも植物の複雑な香りが混ざり合い、鰹の旨味も溶けだしています。


本来は食に関心がなく、料理もしなかった私ですが、何故かサンドイッチが好きで、カフェですごすことが好きで、精神的な脆さもあってカフェで静けさに癒される時間を必要としていて、ツナサンドにしたのは材料費が安いからで、たまたま出会ったKNAGさんで自家製ツナに出会えて、なぜかツナから手作りしてみたいと思って…


数えきれないほどの偶然があって、こんなに美味しいツナに出会うことができたのです。なんてツイているのでしょう!


神さまが演出してくれたとしか思えない素敵な偶然や奇跡的な出来事を、小林正観さんにならって私も「天の微笑み」と呼びたいなと思いました。だから「天の微笑み自家製ツナ」なんです(*^^*)




目の前の大切な人が喜んでいるから…

昨日はこのツナを食べて欲しい人がいて、味を好まれるかはわからないのですが、食べてもらうことができました。お酒を召し上がる方なので、お酒にも手作りのツナは合う気がしたのです。


美味しい、ただそう言ってもらえて、喜んでもらえて…本当に嬉しかったです。目の前の大切な人が喜んでいる、笑っている、泣きそうなほど感謝の気持ちがわいてきます。最近は、大切な人たちがどうしたら喜ぶだろうと考えることが楽しいのです。


私を生かし、ツナを作らせた力が目の前の人を嬉しいと思わせ、笑わせている、その魔法のようなひとときが私に与えられたのだから、もうほしいものなんて何もありません。。


このツナも、余計なことは一切しない、純粋で素直な自然の摂理に則った作り方です。いただいたお酒も長濱蒸留所という若い蒸留所のお酒で、こちらは一度の蒸留でひとつの樽をスローガンに少量生産をしている蒸留所なのですね。着色や香り付けなど人工的なことは控え、世界中の素晴らしいウィスキーのよさを柔軟に取り入れて、ボトルのデザインなどもナチュラルさを感じるとても素直なウィスキーでした。


ただ美味しいとか、珍しいとか、絶品とか至高の味とか、そればかりを追っても私の心は満たされません。お料理をし、いただき、素晴らしい技術を感じながらこの世に生まれたお酒を呑み…大自然の中で生かされているという全体的なものを捉えられたとき、私は本当に幸せに満たされるのです。





わくわくしながら世界を探検しよう


世界という巨大なマーケットには、数えきれないほどの商人たちが自分の商品を熱っぽく宣伝していますね。


「そこを行くお嬢さん、これをしたらもっと美しくなりますよ!」
「有能なビジネスマンの味方、最深機能搭載のニューモデルパソコン」
「人生を豊かに生きるために瞑想はいかが?」
「もう市販のものには戻れない手作りレシピを公開!」
「伝説のレストランシェフ監修のコース料理をお楽しみください」
「これを食べれば認知症知らず!末期ガンも奇跡的に治った!」
「パワーストーンが運命の恋人との出会いをもたらすでしょう」
「新時代を生き残るために必要な三つ!」


ふふふ、いろいろな道がありますね( *´艸`)


料理、スポーツ、ビジネス、心理学、趣味、占い、旅行…なんでもよいですが、自分が好きなものを選んで、なるべくリラックスをして気楽に、それがどこに連れて行ってくれるかを楽しめばいいと思います。しっくりこなければ、また別の道を行けばいいのですしね。


好きな人とともにすごしたり、街を歩いたり…私はそのときに自然ななりゆきで出会うものが自分をどこかに連れて行くのを楽しんでいます。誰かと一緒だから、ひとりでは行かないようなところに行ったり、食べたり、そこで知らないものに出会ったりできます。


私の日々にはこんなワクワクがいっぱい与えられていて、自分はなんて豊かなのかしら、それを得る力は私にはないから、すべて与えられたものなのですけれど、そんなに無限の豊かさを抱きしめられる私は、同時になんて無限なのだろうと思うのです。









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