まるでアイアンスーツを彷彿とさせるビタミンB群
今日寝起きでスマホを開いて各種SNSを巡回する。
よく巷ではSNSは害だの毒だの、自身を成長させるのには邪魔な存在だと「デキる」人は言います。それよりも本を読めとも言いますね。
しかし、ビタミン同様、SNSも使いようです。SNSこそ、私はより楽しく楽観的に知識を取り入れ、選別できる便利ツールだと思っています。
ここで重要なのは取り入れるだけじゃダメだということ。
しっかり疑い、考え、その情報が正しいのか思考を巡らせ、選別する。
これが知識をしっかりと「知識」とするには重要なことだと、私は思っています。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、要は防腐剤がどうとか、人工ビタミンがどうとか、自身の身に余る事象をなんの疑いもなく取り入れ、ディベートをするほど無意味で不愉快なものはないって話です。
ビタミン→水溶性ビタミン→ビタミンB群→・・・
さて本題に入りますか。
以前に、ビタミンには13種類ありまして、その13種類には水に溶けやすい水溶性ビタミンと、脂に溶けやすい脂溶性ビタミンに分けれるって話をしました。
あれ?したっけな?
したよな?
まあしたってことにしときましょうか。
その起きな二つの括りの中でも、水溶性ビタミンに属するビタミンB群について今回は取り入れていこうと思います。
ビタミンB群のみなさん!自己紹介をどうぞ!
「は〜い!僕の名前はチアミン!僕たちの中で1番最初に人間に見つかったビタミンBだよ!だから人間どもにはビタミンB1と呼ばれているんだ!1番ってなんだか気分がいいね!」
「俺はリボフラビンって言うんだ。チアミンに続いて、あいつらに見つかったことでビタミンB2なんて呼ばれてる。正直に2番目って言うのが少し気に触るが、あいつが1番目なら、まあ、文句はないぜ。」
とビタミンB群を丁寧にキャラ付けして、8個紹介しようとしたのですが、ちょっと面倒なので割愛します。他のビタミンB群達は以下の通りです。
ビタミンB3:ナイアシン
ビタミンB5:パントテン酸
ビタミンB6:ピリオドキシン
ビタミンB7:ビチオン
ビタミンB9:葉酸
ビタミンB12:シアノコバラミン
これを見て不思議に思ったことがあると思います。
「綺麗に数字が並んでいないのか」
おそらく、普通の人だったら、「こういうものだ」と、何も考えず覚えるでしょう。
しかし、私はそうは思えませんでした。幼少から何か物事に疑問をみつけてはなんでだろうと考える、もしくは聞いたりしていたためでしょうか。
なぜなのか考えるのと、何も考えず覚えるの、どちらかに優位性をつけるつもりはありません。なぜならどちらもいい面も悪い面もあるからです。
そして、両面を実感してきたため、なおのこと優位性をつける事柄でないことを知っています。
ですが、私の性分は常に、何か疑問に思ったことに対して、ぐちゃぐちゃガタガタと考えることが多い人生でした。
そのために、こういった些細などうでもいい疑問にも頭を悩ませてしまうのです。
少し話はそれたので、戻しますが、この不揃いな数字がついたビタミンB群たちですが、これにはちゃんとしたわけがあります。
人類がこのビタミンB群を見つけた際、それぞれの名前とは別に数字を見つけた順に振っていました。それがそれぞれのビタミンBについた数字です。
しかし、人間も間違いや見誤りをする生物です。見つけたビタミンBにナンバリングをしたのち、それが実はビタミンとして呼ぶには不適切なのではないかと言うことに気づいたものがいくつかあります。
かつてビタミンB4と呼ばれていたアルギニン然り、ビタミンB8と呼ばれていたアデニル酸然りです。
後々になってから、ビタミンBとは呼べないもの達は当然ビタミンB群からは追放されます。
しかし、追放されただけあって、存在を消滅させられたわけではありません。そしてその存在はビタミンB群に所属していたキャリアも消えたわけではありません。
そのためビタミンB4やビタミンB8など現在ビタミンB群に存在しない数字達は欠番として、埋まることはないのです。
もともとそこに在籍した形跡をナンバリングとして残すなんて、化学者らしからぬ、だいぶ粋なことをするなって感じました。
アイアンマンをご存知の人ならわかると思いますが、このナンバリングに欠番がある感じ、なんだかトニースタークが今まで作ってきたアイアンスーツのナンバリングに欠番があるような感じが重なりませんか?
もちろん私はこれを知った時、アイアンスーツ達にビタミンB群を勝手に重ね、勝手にワクワクしていました。