タカハシ

暇でモテないプロレスファンです。

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最近の記事

「賢くてなんでもわかっちゃう人」でアレコレ

藁谷さんが引用していたツイートからはちょっとズレるんだけど、「賢くてなんでもわかっちゃう人の罠」という部分にはちょこちょこっと考えさせられました。 自分に当てはめるなら最初にポンと結論が出せちゃうとそこに固執したり、そこから発展させて考える事ができなくなったり、というのはあるかな。 あと陰謀論に引っかかってる(ように見える)人の多くは自分をかなり賢いと思っているのがアリアリですよね。ここまでは「賢くてなんでもわかっちゃう人」がハマる罠ですかね。まぁわかっちゃうと自分では思って

    • ドラゲ行ってからの居酒屋で

      ドラゲに招待されていたのは自分だけではなく、その方の友人であるアメリカ人のスティーブンさんとその奥さんであるインドネシア人のリンダさん。イギリスのインディペンデント団体のデスマッチファイターのジャックさんも一緒だったのでした。 自分の英会話能力と言えば学校で習ったのは高校までで、特に英会話学校にも行かず。90年代中盤にアメリカのマニアとビデオテープの交換をしていた時期があるものの、会話までは一度もする機会はなく、インターネットもなかったため、なんとなく自然消滅といったところ。

      • DRAGON GATEに行ってきました

        招待券をいただいて久々のドラゲ後楽園に。もう久しぶり過ぎてドラゲ自体初めてのような気もする。闘龍門はかなり足を運んだし、2000年前後は世界でも指折りの面白さの団体だったと思っていました。 驚いたのは客入りの寂しさで、選手がチケットの営業を上から下まで徹底して頑張っていると聞いていたので、苦しいとは言ってももっと埋まってると思っていたのですが。 試合開始前にはデビュー前の新人同士によるテストマッチ。当たりも激しく、今やなかなか見られないショルダースルーの攻防もあり、体の線は細

        • 『死ぬまでに見て置きたい試合でアレコレ』その3

          このディスクを選んだ目当てはムタ対白使でもなく、三沢、秋山対川田、田上でもなく、GAEAでの永島対長嶋の対戦と金村対カクタス・ジャックの試合があるからでした。まぁほかの試合も見てますけどね。 ムタ対白使は体格差がちょっと大き過ぎたのが残念。武藤さんならもうちょっといいところを引き出したかもしれないけれど、ムタだったからか容赦なく自分を押し切った印象でした。 冬木、神取対天龍、ウルティモは3人の巧者に神取がうまく乗せてもらった印象。ストームとジェリコのサドン・インパクト対決(ア

        「賢くてなんでもわかっちゃう人」でアレコレ

          『死ぬまでに見ておきたい試合でアレコレ』その2

          このディスクは長与対バッドナース中村と豊田対京子の60分フルタイムドローの試合目当てで見始めました。その時の状況まではよく覚えていないけれど、長与対中村は2連戦でした。この試合については2試合目について書く時に一緒の方がいいかな。 プロレス大賞の模様はなかなか貴重な映像です。MVPが武藤さんで、年間最高試合は川田、田上対三沢、小橋の四天王プロレス。三沢さんが授賞式に来なかった事がいろいろと邪推されていたような記憶が。敢闘賞が冬木さん、技能賞が安生さん、新人賞が田中正人(当時)

          『死ぬまでに見ておきたい試合でアレコレ』その2

          『シン・日本プロレスを読んでアレコレ』

          片田さんの『シン・日本プロレス』を読み始めました。序文で「(前田日明が)これまでに残してきた功績は力道山、大山倍達、ジャイアント馬場、アントニオ猪木らに匹敵すると言っても過言ではない」とあり、ちょっとこのまま読み終えられるのかに不安を感じています(笑)。 実際のところ前田さん本人も「それは過言だよ(苦笑)」となるのではないかと思いますが。 まだまだ読み始めたばかりではありますが、ちょっと気になったのはウェイン・ブリッジから獲得したというヨーロッパヘビー級王座について。この試合

          『シン・日本プロレスを読んでアレコレ』

          Gスピリッツの最新刊を読んでアレコレ

          今回のGスピリッツでの巻頭記事での清水さん、小佐野さん、小林さんの対談記事で、小林さんが新間さんがちょっと前のイベントで「猪木が勝たなくて良かった」という発言をしていた事に「アリが負けてはいけないという密約があったのでは?」と推測している、という箇所がありました。 この時のイベントが自分も参加したものと同一ならば、新間さんが「勝たなくて良かった」と言ったのは、もし猪木が判定で負けとなったら(引き分けも含まれていたかな?)判定にクレームを付けて裁判でファイトマネーの残額を払わ

          Gスピリッツの最新刊を読んでアレコレ

          前田日明さんについて思うことのアレコレ

          これは先日、現在リングスについての本を執筆中の片田さんと二見さんのトークイベントに参加し、リングス語りたい熱が暴走していた時のツイッターでの連投です。読みやすいように少し加筆もしています。 片田さんのリングスの本は”構想通りに進めば”期待できそうと安心。自分が思うに前田さんへの評価は前田さん自身が望む方向と現実的なラインのベクトルにズレがあるというのがまず問題だと思うんですよ。 前田さんは格闘技業界への功績を評価されたいのだろうけれど、まず選手としては評価の対象外だし、アウ

          前田日明さんについて思うことのアレコレ

          『死ぬまでに見ておきたい試合でアレコレ』その1

          しばらく死ぬ予定はありませんが。 VHSに録り貯めていたプロレス・格闘技の試合映像を2年がかりでBlu-rayに焼き直し、終わったらまったく見向きもしないでいたので、思い入れのある試合をピックアップして見直してみる事にしました。 まずはリングスでの成瀬対セルゲイ・スーセロフの入ったディスクをピックアップ。ついでに他の試合もいくつかは見ることに。 今回チェックしたディスクに入っているのは以下の試合。『リングの魂』は健介さんと北斗さんの結婚が決まり、身内のお祝いの会を取材したかた

          『死ぬまでに見ておきたい試合でアレコレ』その1

          猪木さんについて

          継続的にプロレスを見るようになったのは14歳くらいからだから、もう40年以上見続けている事になるのか。そのプロレスから学んだことで一番重いのは、人の死は受け入れるしかないという事じゃないかと思っている。 祖父母の死、友人の死はそれぞれがちょっと距離のある関係性だった事から、どこか実感に欠けるところがあったというのが正直なところ。ただ1988年のブルーザー・ブロディの死については、その衝撃的な幕切れと共に約束されていた夢の対決の数々などからくる喪失感に打ちのめされた感覚を味わっ

          猪木さんについて

          ヤマモ酒に行ってきました

          2か月に1回くらいの頻度で行われる元JWP社長の山本さん主催の飲み会。毎回プロレス関係者を招いてここだけの話を聞かせてくれる・・・と書けばトークイベントっぽいけど、レンタルスペースを借りて、リラックスした空気の中で持ち込みで飲食する感じです。 さすがに内容についてはナイショと言うことなので、二次会での話をちょろっと。今回のゲストは元FMW営業の高橋英樹さんと元週刊プロレス編集者の小島和弘さんでした。 小島さんは初期FMWの本を上梓したばかりなのですが、ノンフィクション作家さん

          ヤマモ酒に行ってきました

          そうそう、『ロッキー対ドラゴ』を見たんだった

          自分がオールナイトの映画祭を開催するなら、ということでラインナップを考えたことがある。0時スタートで始発の動き始める5時エンドくらい。自分の経験から寝落ちさせないことを念頭に。 オールナイトについて書いておくと、初めて行ったのは『ジーザス・クライスト・スーパースター』と『愛と哀しみのボレロ』。あと一本あったかどうかも覚えていないな。高校生の時だったかな。 今にして思うと『ジーザス』はともかく、なんで『ボレロ』をわざわざ見に行ったんだろう。案の定『ボレロ』でしばらく寝落ちした

          そうそう、『ロッキー対ドラゴ』を見たんだった

          船木誠勝対モーリス・スミスでアレコレ

          昨日の飲み会で出た話のひとつが2回行われた船木対スミスについて。当時のヤオガチ判定の基準のひとつとしてあったのが、フルコンタクトKARATE誌がどう扱うかで、藤原組のドーム大会でガチ判定されたのはシャムロック対ニールセンの試合だけだった、と記憶しています。 「すばらしい試合があったので、ぜひとも読者に紹介したい」といった書き出しで、タックルの重要性も踏まえての解説記事でした。あくまでもひとつの基準ではあるものの、そもそもそちらの審美眼を持ち合わせていないこともあって判定として

          船木誠勝対モーリス・スミスでアレコレ

          馬肉を食べながらアレコレ

          昨日は細田昌志さんと中川カ~ルさんの3人で食事会。いつもの馬太郎で楽しくアレコレ話してきました。 行く前には「あれも聞きたい、これも聞きたい」と思っていたものの、細田さんの打ち解けた空気感で、こういう機会は初めてなのに”ちょっと間が開いたけどいつもの飲み会”という雰囲気で進んでいきました。 選対に入った博士との話、前田チャンネルに出た時の話、いつ頃にプロレスってそういうものと気付いたか等々。当然プロレス、格闘技の話が中心になったのだけれど、一番鮮烈だったのは桑田真澄が早大進学

          馬肉を食べながらアレコレ

          ガンツさんの『闘魂と王道』を読み始めました。

          19日に発刊記念のトークイベントに参加できるというところから書泉ブックタワーで購入。コロナ対応ですでにサインが入っているものを渡され、ちょっとビックリ。 1972年から88年の日本のプロレス業界を取り上げた本ですが、ガンツさん自身が本格的にプロレスを見始めたのは84年くらいからと聞いた記憶があります。それでも丹念な記述と当時を知る選手や先輩ライターさんからの証言を織り込むことでかなり読み応えのある内容になっていますね。 まだ2章ほどしか読んでいませんが、600ページ近いぶ厚さ

          ガンツさんの『闘魂と王道』を読み始めました。

          待ってましたの『1985年の俺』新作

          イベントで声をかけられて以来親しくさせてもらい、今や月イチで飲み会でご一緒している中川カ~ルさんの自伝マンガ。いつも昔話を聞かせてもらうたびに「マンガででも読みたいな~」と思っていただけに、noteでの連載が始まり毎回楽しみにしているのです。 今回はユニバーサルの初期も初期の話。邪道、外道、デルフィンがブラッド・ブラザースを名乗り(まー--ったく覚えていませんでした)、MASAみちのくが登場する前後のエピソードでした。 有料の部分なので触れるのもちょっと抵抗ありますが、予

          待ってましたの『1985年の俺』新作