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肺呼吸に至れ

憔悴しきってイ(ン)グメフツリツは眠る
彼女から漏れ渋らない悲しみ達が
夢の網目で排莢された
海の底を抜くようにして
ウゥリュクッの幼体は脈打ち回る
水を失ってでいみたいに鈍くなりながらも
空を高々と伸び尖っていくことだろう
怒りとも怨みともつかない色に染まり
やがて薙ぎ払えなくなるとも


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