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初めて内見に行ってきた話

今年から、不動産の勉強を始めてはや4ヶ月。
ようやくこれはいいのでは?と思える物件に出会えましたので、
昨日、内見に行ってきました。

内見に関する準備も自分なりに色々と勉強(主にyoutube )して、自作のチェックリストも作りました。

結論を先に言うと、今回の物件の購入はないです。
金額の下がる余地はほとんどないとのことで、収益物件としては無理と判断。

しかし、いくら本で読んでもわからないこと多くのことが、1つの体験から学べるな〜と感じました。

今回は、そんな初めての内見体験について書いていこうと思います。

ではいざ物件へ!


当日は、非常に天気も良く、暑くもなく寒くもなく。
このままハイキングにでもいきたいな〜なんて思いながら、妻と二人で現地へ。

自宅から車で40分程度のところ。仕事で近くには何度も足を運んでいるので、土地勘があるとまではいかないものの、なんとなく周りの雰囲気はわかっている感じの場所です。

14時からの約束。10分ほど前に到着しましたが、すでに仲介さんが待っていてくれました。

不動産屋さんというと強面のイメージがあった(すんません・・)のですが、非常に温和そうな方、歳の頃は60前といった感じでしょうか。

挨拶の後、「建て替えでのご検討ですか?」と聞かれたので、
素直に「収益物件を探しています」と伝えました。

早速、物件の中へと案内されそうになりましたが、勉強のセオリー通り、まずは物件の外側から。

境界はきちんと確定されている、前面道路の幅、接道など問題なし。
庭木もきちんとカットされていて、一部道路にはみ出しているものも
「気になるなら切りますよ」とのこと。
なんだかすごく丁寧。

基礎部分は通風孔やその周辺にクラックがある。それがどの程度悪いものかはわからず・・

屋根は瓦屋根で比較的綺麗。屋根裏もきちんとしていて、時代は感
じるものの、丁寧に暮らされていたんだろうな〜との印象。

物件が比較的しっかりしているのに、なぜ売り土地(古家付き)になっているのかと質問すると、瑕疵担保責任を売主側が負いたくないからとの理由。

そんなことをあれこれ見ていると、妻から早く中見たいとせかされ・・

仲介さんからも、若干「面倒な客なのかな〜」みたいな困惑も伝わってきて、そんな二人の空気に負けて、中へ。

中も比較的綺麗な状態でした。

玄関も広いし、日当たりも悪くない。

キッチン、お風呂、トイレなどは綺麗に使われていたものの、やはり年代を感じる。
仲介さんも賃貸するなら、この辺りは変えないと客付しにくいでしょうね・・と。

そんな話をしながら、おもむろに水平器を出して、傾きチェック。
傾きは問題なさそう。仲介業者さんからは、「本格的ですね・・」とまたまた困惑したような感じ。

2階には、洋1、和2の間取り。洋1の天井に少し雨漏り後のようなしみあり。しかし築年数の割にはしっかりしているな〜との印象。

売主さんの生活状況やなぜ売りに出したかなどの理由を聞きながら物件を見ていると、ここには確実に誰かの生活があり、そして歴史があるんだな〜と。一つ一つのシミや傷にも、いろんな意味があったのか・・などなど少し感傷的な気持ちにもなりました。

他にもいろいろと素人考えの質問をしながら、物件を細々見ていると、
仲介さんから「この物件、収益出ますかね・・?」との問いかけが。

「まだ勉強中でその辺りがわからないです。ただ、今の値段のままだと無理だと思います。」と正直に答えると、
仲介さんから、さもありなんという顔。

仲介さんの見立てはこんな感じでした。

・物件が割としっかりした作りのため潰すには惜しいし、解体にもそれなりの金額がかかる
・しかし、間取りなどが古く今の若い人は住みたがらない

そんな”帯に短し襷に長し”のような物件ということでした。

仲介さんもこれは収益物件としては無理筋だろうとわかっていて、駆け出しの素人にゆっくり付き合ってくれていたんだろうなと思います。

私があれこれ質問にすることにも誠実に答えてくれ、
また、収益やるなら別の地域のもっと築古の物件を自分でDIYするのが近道かもしれませんね、といったヒントもくれました。

はじめての内見でわかったこと。

それは、これまでネットで眺めていた物件それぞれに誰かが住んでいて、またその住人の歴史が染み付いていると言うこと。

そして、物件を購入するにはさまざまな人の力が必要になってくると言うこと。

それなりに考えていたとはいえ、まだまだ気安い気持ちで物件見学&勉強といった軽さがあったことを少し反省しました。

もちろん、経験は大事だしネットだけ見ていても何も始まらないですが、いざ行動するといろんな人の時間を奪ったり、期待を裏切ったりする可能性もあるなと。

そのあたり、今後進めていく上でよくよく考えて進めていきたいなと感じた次第です。



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