定期借地権付中古物件ってなんだ?
最近サボりがちだった不動産投資の勉強。
仕事も少し落ち着いてきたので、勉強再開。
といっても、アットホームや楽待のサイトで、条件に合う物件を眺めるだけなんですが・・
いろんな物件を見るのは楽しいですが、なかなか手が出せそうな物件というのは見つからない。
条件としては、こんな感じ。
価格:1500万以下(できれば、1000万以下)
築年数:30年未満
構造:木造
対象地域:現在の住まいから、1時間以内でいけると思われる地域
いわゆる、ボロ戸建て(といっても新耐震基準の物件)が狙い。
こんな条件だと出てくるのは、
・「最寄りのバス停まで30分」みたいなど田舎物件
・家というより、小屋?みたいな平屋の物件
・よくこんなの立てれたな〜みたいな、極小(8坪とか)物件
ただ、そんな中にきらりと光る物件がちょこちょこあるんです。
条件は全部当てはまる(価格は500万とかもある)上に、物件の画像を見る限り、結構綺麗で普通に自分で住んでもいいかなと思えるような、小粋なやつ。
まー美味しい話には、なんかあるんだろうなと詳細をみたら、やっぱり出てきました。
備考欄に書いてあるのが、「定期借地権付中古物件」という記載。
そもそも、定期借地権付中古物件ってなんだろう?
もし、それほど問題にならないものであれば、それはそれでアリなのかもしれない・・
そんな淡い期待を込めて、「定期借地権付中古物件」について調べてみました。
定期借地権付中古物件ってなんだ?
簡単にいうと、借り物の土地の上に立つ物件のこと。
つまり家は購入できるけど、その家の立っている土地は自分のものにならないということ。
定期とついている通り、ある一定期間(50年とか)がくると地主さんに土地を返還しなければならないという制約があります。
また、返還する際には、更地にしなければならないとのこと。
これはなかなか厳しい。
そもそも、この法律は、旧法が借主にあまりにも有利だったためにできたという経緯もあり、どちらかというと地主に有利な法律でもあるわけで。
とはいえ、メリットもなくはない。まとめるとこんな感じ。
メリット
・そもそもの物件価格が安い
・不動産取得税や固定資産税を払う必要がない
デメリット
・地主に地代を払う必要がある
・リフォームに地主の許可が必要
・銀行融資がおりにくい
・一定期間後に地主に更地にして返還義務がある
この物件に手を出すというのは、風船が膨らんでいくのを順番に回していくゲームに参加するようなもんですね。
風船が膨らんでいる最中に、次の人に渡すことができれば成功、
最後(つまり地主に土地を返還する時)に持っていたら、バーン!
駆け出しの素人大家には、やっぱりハードルが高そうな物件だし、
手を出さない方が無難ですね。
出口がよくわからないっていうのはかなり心理的にストレスにもなるし、
そもそも、大家として家賃が欲しいのに、地代を払うってなんか違う。
でも、自分で住むならありかも・・
どうせ50年も住まないわけだしね。
それなりに気に入った家を立てて使い倒す。
50年も経てばどうせ家もボロボロになっているし、その頃は自分もヨボヨボ(あるいはあの世でウキウキかも・・)になっているし。
祖父が自宅ではなく、最後は高齢者施設で亡くなったのをみて、
”終の住処”みたいな発想も消し飛んだしね。
お金に困ったら、定期借地付中古物件に引っ越すのもありかな〜
なんていう、妄想にふけったのでした。
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