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自宅を購入した時の話 その3

「一度は諦めかけていたものが、手に入るかもしれない」

不動産屋さんからの電話をもらうやいなや、
「ぜひ購入したいと思います!」
と、先方に伝えました。

前回の二の舞にならないように、
先越されまいと少し気が早っていたようにも思います。
「物件に惚れ込んだ」という状態だったかもしれません。

とにかく、人生最大の買い物である、
不動産購入に向けて大きな一歩を踏み出したのでした。

父親の紹介で、地元の信用金庫の融資担当者に、来てもらいました。

店頭金利のことや、融資条件のこと、実質的な貸出金利のこと、
融資希望の金額は問題ないことなどなど・・・

10年ほど前の話なので、詳細は忘れましたが、そんな感じだったかと思います。

1時間程度の話で、あっという間に終わったので、
正直いって、少し拍子抜けしたことだけは、はっきりと覚えています。

固定or 変動金利で迷いましたが、10年固定(金利1.2%)を選択しました。
特に決め手があったわけではないですが、
変動金利はリスクが高いかな?30年固定は金利も少し高いし・・
みたいな感じで決めたと思います。

いまから思うと、変動金利にしとけばよかったな〜という感じですが。

1.2% という金利は今から思うと高いように感じますが、
当時は「こんな安い金利で借りられるの!」という印象でした。
姉夫婦が5年ほど前に購入した時は2%程度だったよ、と聞いていたので。

銀行の方は、何も問題ないとのことが分かり、100万円の手付金を払うことになりました。

あとは、契約を結ぶだけ。

その頃は、妻と毎晩、間取りを見比べながら、
ここには何を置く?寝室や子供部屋はどうする?
なんてことを話していたように思います。

いよいよ、契約前2週間切ったという時に、不動産屋さんからこんな連絡が入ったのでした。

「売主さんが自己破産されたので、契約は一旦白紙になります!」

つづく・・

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