息子の感覚過敏や人見知りが改善した理由。
2才3ヶ月頃まで、場所や人見知りがとにかく強かった息子。近所のスーパーでさえ抱っこを求め歩いてくれませんでした。感覚過敏があり、踏んだ感触の苦手な場所も歩いてくれず、帽子をかぶったり、手を繋ぐことも嫌がり全くできませんでした。人が多い場所も苦手で、スーパーのレジに並んでいても泣いてしまうこともありました。
知らない場所に不安そうな顔をして、抱っこから下ろすと泣き出し楽しそうではなかった息子。体重10kgを越えていた息子を抱っこしながらの外出はなかなか大変で、近くのスーパーでさえ連れて行くことが減っていました。
3才になり、そんな息子が、今では散歩や外出が大好きになりました。
今は、初めていく場所でもどこでも自分で歩いてくれ、抱っこを求めることはなくなりました。
初めての場所や車が通り危ない場所などでは、手を繋いで歩いてくれ、最近では帽子も嫌がらずにかぶるようになりました。
息子と同じように、感覚過敏、場所や人見知りで、外出がなかなか難しかったり、外出を楽しめていない様子に心配しているお母さんお父さんがいたら、大丈夫ですよと言ってあげたいです。
今の姿が全てじゃない
誰かの記事にそう書いてありましたが、本当にその通りで、一年前の私に私も言ってあげたい。
2才の頃は泣いたり嫌がってできなかったことでも、この一年で感覚過敏や人見知りが少しずつマイルドになり、できるようになったこともあります。
人や場所見知りが改善されたのは、療育のお陰です。
先生やお友達など他人と接すること、知らない場所で過ごすことに少しずつ慣れて、今まで不安や怖い気持ちが勝っていたのが、段々と楽しいことだと感じられるようになったのだと思います。
外の世界や人と接することの楽しさを教えてくれた、最初の療育先の先生方やお友達には感謝しかありません。
感覚過敏に対してはいくつか作戦を実行しました。毎日少しずつ繰り返していくことで慣れていったのかもしれません。
感触の苦手な場所は嫌がり歩けない。
➡️毎日散歩作戦
砂利や草むらなどいろんな感触の場所に寄り道しながら散歩し、毎日少しずついろんな所を歩かせてみました。最初の頃は、抱っこからおろしたらその場で動けず泣いていたので、まずは泣かないで立っていられることを目標に始めました。毎日の繰り返しで、抱っこからおろしても泣かなくなり、一歩が出るようになりと、時間はかなりかかりましたが、段々と歩いてくれるようになりました。
帽子がかぶれない
➡️くるりんぱ作戦
ダチョウ倶楽部の上島さんがやっているくるりんぱ。帽子をくるりんぱしてかぶるのを毎日のように息子の前でやって見せていました。段々興味を持ってくれて、くるりんぱという言葉がツボにハマったのかニコニコしながら見るようになったので、息子にもくるりんぱと言いながら帽子をかぶせていました。大人用のキャスケットで、息子にはブカブカだったので、頭に密着した締め付け感がない帽子でした。
最初の頃は、かぶせてもすぐに帽子を取っていましたが、毎日遊び感覚でやっていたら、少しずつ段々と長く帽子をかぶれるようになりました。くるりんぱするよーと言うと、自分から帽子をかぶりたがるようになり、かぶった姿が本当に可愛いかったので(⬅️親バカ)、「可愛いね、かぶれたね、すごいね」とかぶれたら褒めてあげていました。褒められると嬉しい顔をする息子は、毎回褒められるのが嬉しいのか、かぶるのを嫌がらなくなりました。
手を繋ぐのを嫌がる
➡️ハイタッチ&握手作戦
手を繋いでも、嫌がりすぐに手を離していた息子。手を触れ合うことに慣れるように、ハイタッチと握手を「タッチしよう」「握手しよう」と声をかけながら毎日のようにやっていました。最初はきょとん顔で言葉の意味も理解してなかった息子も、毎日やっていると、「タッチ」「握手」の声かけで自然に手を出してやってくれるようになりました。テレビのコマーシャルの時や散歩の時など何でもない時に声かけし遊び感覚でやっていました。できた時にはちょっと大袈裟なぐらいに褒めるということを必ずしていました。
最初は握手してもすぐに手を離していましたが、段々とゆっくり長く握手できるように。散歩で、手を繋ごうと私が手を出すと、息子も手を出して繋ごうとしてくれるようになりました。最初は、繋いでもすぐに離していましたが、本当に少しずつ少しずつ、長く繋いでくれるようになりました。
くるりんぱとハイタッチや握手は、作戦というより、毎日遊び感覚でやっていました。息子は褒められるとすごく嬉しい顔をするので、ちょっと大袈裟に褒めたことが「またやりたい」という気持ちに繋がったのかもしれません。
少しずつで良いから毎日継続する。
本人が楽しくできるような声かけや雰囲気を作る。
できたことに対してちょっとぐらい大袈裟に褒めてあげる。
このやり方が息子には合っていたのかなと思います。
それぞれお子さんに合った作戦があると思いますが、毎日少しずつ、本人が楽しく、できたら褒める、これがベースにあれば、どんな作戦でも、時間はかかっても、上手くいくケースもあるではないかなと思います。
私達親の方も、無理せず焦らず頑張りすぎず、楽しみながら気長に、上手くできたらラッキーぐらいの気持ちでやっていくのでいいのかなと思います。
お子さんのために一生懸命なお母さんお父さん、毎日お疲れ様です!
今日も頑張っているお母さんお父さんが笑顔溢れる1日になりますように!
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