株式投資は難しいものです

2024年11月1日の日本経済新聞一面の記事。

大きな見出しが3つありました。

「インテル赤字2.5兆円7~9月期」
「アップル6%増収7~9月期」
「日経平均、一時900円安」

さすが日本が誇る経済新聞です。
かつての半導体トップ企業のインテル、
世界時価総額第1位のアップル、
そして我が国日本の株価を一面にドン、ドン、ドンと掲載しました。

ちなみにそれぞれの記事についてもう少し詳しく見ていきましょう。
〇インテル
過剰投資、減損響く。構造改革は一服の見方。

〇アップル
iPhone販売好調。

〇日経平均
前日の米株式市場でのハイテク株安を受け、半導体関連など幅広い銘柄に売りが入る。

そしてインテルとアップルの株価です。
〇インテル
31日の時間外取引で同日終値から一時15%上昇した。

〇アップル
31日の時間外取引で同日終値より一時約2%下落した。


2.5兆円の赤字を出したインテルの株価が15%上昇し、
6%の増益だったアップルの株価が2%下落しました。
そして日経平均は何の決算発表がなくても、ただ米国株式市場の下落により2%以上も下落しました。

これが株式投資の難しいところです。
結果ではないのです。結果が良くても株価は下落してしまいます。
そしてアメリカの株式市場の浮き沈みで日本の株価は決まっています。

もちろん、投資先の経営や環境がっかりしているかどうかは大きな判断材料です。でもそれと同じくらい、そこに世界の投資家がお金を預けるかどうかという大きな流れを想像しなければなりません。

ちなみに株価の推移は以下のとおりです。

〇インテル
10月21日22.84ドル→11月1日23.20ドル→11月11日25.05ドル

〇アップル
10月21日236.48ドル→11月1日222.91ドル→11月11日224.23ドル

〇日経平均
10月21日38954.60円→11月1日38053.67円→11月11日39533.32円

インテルは決算発表から順調に株価が上昇しています。
一方のアップルは停滞気味です。
そして、日経平均はしっかりと戻して、それ以上の上値を目指します。

日経平均は、米国株式市場の下落の影響で下がっただけなので、すぐに戻ったということでしょう。ただ、ということは米国株式市場の値動きを注視する必要があります。

アップルは時価総額世界一位なので、なかなか大幅上昇は難しいのかもしれません。
インテルは今までが大底だったのでしょうか。

ということで株式投資は難しいものです。

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