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6月27日 vsモンテディオ山形 マッチレビュー

covid-19の影響で延期されていた第2節が6月27日に行われました。
サッカーのある週末が戻ってきました。もちろん以前の同じようにとはいきませんが与えられた環境で最大限の工夫により私たちはサッカーを楽しむことができます。

試合結果

モンテディオ山形 1-0 栃木SC
得点者:渡邉(18分)

はい、残念ながら負けてしまいました。思った以上にやられた感の強い敗戦です。
試合全体の詳しい分析はどうぞYOSHIKIさんのブログをご覧ください。
私の所では失点シーンで気になる点が複数ありましたのでそこに注目したいと思います。

渡邉のミドルが炸裂する20秒前

山形失点

失点に至る山形の組み立てですが、松本がボールを持った時まず対面の明本が大外の山田の位置を確認しながら間合いを詰めようとします。この時明本の左にいた中村のケアでエスクデロがボールサイドに寄ります。このエスクデロの動きに気が付いた中村は距離を取るためエスクデロ、明本、溝渕の中間に移動します。
これに呼応して山田が一旦縦突破の動きを見せた後ターンし松本に寄ります。この動きで溝渕は釣られてしまい山田をフリーにします。結果松本から見て山田、中村共にフリーです。細かい動きですが中村、山田の動きにより明本のポジションでは何の牽制にもならない結果になりました。そのあと中村のトラップミスに強引にカットインしてきた山田が持ち込む形になってしまいました。

確認しなければならないのは明本の位置です。山田へのコースを消すのか中村へのコースを消すのかあいまいな位置取りだったように感じます。また、ハーフスペースでフリーになっていた中村を誰が見るはずだったのか?岩間は山岸に引っ張られ溝渕の後ろまで移動していました。なので佐藤が渡邉と中村を見なければならなかったのか?エスクデロが下がって中村をケアすべきだったのか?どちらにしても山形は栃木の中盤に空白を生むことでチャンスを作り出しました。

ある意味栃木の攻略の仕方が明確になってしまった一戦といってもいいかもしれません。
昨シーズン末に栃木が躍進した時、現在に近い形で守備の構築をやっていました。徹底したスライドと運動量でスペースを消していく守備でしたが、山形戦に関しては選手の意識の部分で守備についての整理がまだ終わっていないように感じます。守備がマンツーマン基準になってスペースの管理が出来ていないように感じました。
普段であれば練習見学をして守備の構築の進捗具合を確認するのですが今年は見学できませんので東京V戦までに改善できるのか見当が付きません。
一抹の不安を感じる一戦でした。

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