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質問って難しいって話

おはようございます。三日坊主です。
諸般の事情により本記事を「すごくない」kintone Advent Calendar 2023の投稿とさせていただきます。
当初krewDataのプチネタを予定してたんですが、そちらは別途投稿します。
たぶん。
年内には。

閑話休題。

「リートン」(wrtn)

というWEB上のサービス、無料でGPT-4が使えちゃったりすることで有名ですが、このたびGPT-4 turboも使えるようになってしまいました。
太っ腹だなあ。(※現在は事前登録者のみ利用可)
サービス提供:(株)リートンテクノロジーズジャパンさん

せっかくなので、kincomiで自分が回答した質問、GPT-4 turboくんはどんなアプローチをするのか試してみることにしました。が。

質問や前提条件がふんわりしていると、的確な回答もでないんだなーって。
プロンプト(指示文)も良くなかったんでしょうけど。
このあたり人間とまったく同じで非常に共感が持てます。でも、話が通じるだけでありがたいので会社の同僚に欲しい。

GPT-4 turboくんへの質問と答え

引用部分が元の質問、平文がGPT-4 turboくんの回答です。
なお、プラグインやjavascriptは利用しないよう指示しました。


当方、キントーン初心者です。 これまでデータ蓄積したエクセルデータをキントーンへ取り込み、添付ファイルの囲いの「灯油メータ値」が毎日蓄積され、「使用量」を表示させたく、当日の灯油メータ値から前日の灯油メータ値を差し引く計算を追加したいです。 どのようにしたら良いのでしょうか。 ご教授よろしくお願いいたします。

kincomi

kintoneでExcelデータを取り込み、日々の「灯油メーター値」の差から「使用量」を計算するには、以下の手順に従って操作を行います。

  1. エクセルデータの取り込み:

    • kintoneにはCSVファイルをインポートする機能がありますので、まずはExcelデータをCSV形式で保存します。

    • アプリを作成した後、「設定」メニューから「インポート」を選び、CSVファイルをアップロードしてデータを取り込みます。

  2. 計算用フィールドの追加:

    • 「設定」メニューから「フォームの設定」に進み、「計算」フィールドを追加します。

    • 計算式では、当日の「灯油メーター値」フィールドから、JavaScriptのDateオブジェクトやルックアップ機能を使用して取得した前日の「灯油メーター値」を差し引く方法が一般的ですが、日付をまたいでレコードがリンクしないため、この機能だけでは前日の値を直接参照することはできません。

一般的な操作では難しいため、運用でカバーする方法としては、毎日の入力時に手動で前日の「灯油メーター値」を入力するフィールドを作り、その値を使って差し引き計算をさせることになります。


やりたいことが全然解決してません。
人であれば背景を読み解くことも(ある程度)可能なんでしょうが、GPT-4 turboくんはまだまだ難しいんでしょうね。今のところ。単純にプロンプト不足という話もありますが。

顧客が本当に実現したかったもの

なのでどう質問すればよかったのかを自分なりに考えてみました。
元の質問を再掲します。

当方、キントーン初心者です。
これまでデータ蓄積したエクセルデータをキントーンへ取り込み、添付ファイルの囲いの「灯油メータ値」が毎日蓄積され、「使用量」を表示させたく、当日の灯油メータ値から前日の灯油メータ値を差し引く計算を追加したいです。
どのようにしたら良いのでしょうか。
ご教授よろしくお願いいたします。

kincomi

添付の画像も見ないとわからないこともありますが、次のような感じでしょうか。

(当日の)灯油メータ値を実績入力したら、前日の灯油メータ値を参照して使用した灯油の量を自動計算したい
(前日の灯油メータ値-入力した灯油メータ値)

わかりやすくなってないな……。
誰か助けてください。

ぼくがかんがえたさいきょうのかいけつさく

回答では割愛したものの、他にも手段を考えていました。

  • 基本機能だけ
    アプリアクション機能を使う
    前日のレコード灯油メータ値を前日の灯油メータ値にコピーする(回答済み内容)

  • プラグインを使う
    あれ?意外と難しい気がする。
    前日のレコードが一つしかないならまだしも、必ず前日のデータはあるのかしら。土日祝年末年始お盆でデータが無いよ、って場合がある気がする。そのあたりの条件を定義しておかないと破綻する。
    自アプリルックアッププラグインで前日のレコードをルックアップ
    ・krewSheetで上の行の値から計算
    ・krewData(リアルタイム)、カスタマイン、条件分岐処理プラグイン、Boost!Actionなどで解決

  • javascriptでカスタマイズ
    なんとでもな~れ。

なんとなくアプリアクションで解決するのが一番平和な気がしてきた。
ありがとう基本機能。

結論

ヘルプ見よう。マジで。

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