人間にも消費期限はあるのかもしれない

いつも考える。

自分の存在する意味は何かと。

誰の何の役に立っているのかと。

悩んでも答えは出ない。たぶん役に立っていないのだ。

人が人に何か影響を与えられるなんてただの傲りで、人はそんなに大した生き物ではないのだ。 

時々私は考える。

人はなぜ死ぬのか。

自分だけの仮説だが、その人の人としての消費期限が終わりを迎えたからではないかと。

人はたぶん、生きているだけで生命体パズルの1ピースであり、想定外の死はこのパズルのごく一部地域の破損を短い間引き起こすけれど、そうでない死は、周りに何の影響を与えることもなく、風吹けば枯れ葉が舞い落ちるかのように自然に消えていく。

そうなるのはつまり、この世界でのその人の消費期限が終わったからではないかと。

寿命と言い換えてもいいかもしれない。

愛する人を突然失った周りの方は、不慮の事故だと言うけれど、そう見えるだけで、それがその人の消費期限の終わりなのかもしれない。

もしかしたら、自分でわかる人もいるのかもしれない。わかる時期が来るのかもしれない。

私の消費期限は、そろそろ終わりなのだろうか?


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