初蝉・蜘蛛の囲・蝉・夏の雨 635-5/21Ⅳ


     けたたましき音初蝉や蜘蛛の囲に  暦
     
 今年は蝉遅いのかなと思っていたら、けたたましい音がして振り返ったら蝉が蜘蛛の巣に引っ掛かっていた。激しい羽ばたきである。どうしたらいいか迷っていると、蝉は糸を振り切って脱出した。今年の初蝉はこんなふうに見つけた。季重なりである。
     蜘蛛の囲を破り蝉飛び壁を打つ  暦
 蝉は、壁に当たったものの高く飛んでいった。だいぶ焦っていたように見えた。命かかっているからね。
     夏の雨窓しめる間に小降りかな  暦
 夕立と言うには短くて弱い雨だったので夏の雨とした。


異存・難色の発声(4回でアウト)

 ボール2でセーフだった。
 きょうの日の出時刻はきのうより1分遅くなり,日の入り時刻はきのうより1分早くなった。日の長さは,夏至から20分短くなった。比較はすべて分単位である。


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