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電子回路工作のスペシャリスト、ナンダ君を招いて(その1)

ブータンでは、新年は元日と2日だけが祭日で、3日から普通に仕事がはじまります。私がいるファブラボCSTでも、3日(火)から6日(金)まで、micro:bit(マイクロビット)を用いた冬休み子ども向けキャンプを開催しました。小中高生を対象として、ツールにmicro:bitを使ったワークショップ開催は、おそらくブータン初となります。

micro:bitは、英国国営放送(BBC)が開発し、英国だけでなく、世界中の小中学生のSTEM学習教材として広く認知されているマイコンボードで、日本でも、Maker Faire Tokyo開催に併せて、小学生の作品コンテストが開催されるなど、普及が進んでいます。

ここブータンでも、micro:bitは、2017年7月にファブラボ・ブータンが発足した際、どこかから3台供与されたと聞きました。元ファブラボ・ブータンのスタッフであるナンダ・グルン君と一緒に、昨年1月に首都ティンプーで長い冬休みを過ごしていたCSTの学生向けにmicro:bit講習会を主宰した際、ナンダ君から、「ファブラボ・ブータンはmicro:bitを何台か持っている筈だから、マダム・カルマ(代表)に訊いてみろ」と進言されました。ナンダ君はすでにファブラボ・ブータンを辞めていたので、私から直接カルマ・ラキ代表に訊いてみたところ、「記憶にない」と一蹴されました。真相は闇の中ですが、使う者がいなくなった時にその道具がどのような運命を辿るのかが垣間見えた気がしました。

仕方なく、私とナンダ君は、私が専門家赴任の際に個人的に持って来ていたmicro:bit V1.5、V2各1台だけを駆使し、3時間の講習会を都合5回行いました。工科大学の学生を対象に行うには、ブロックコーディングだけでなく、Pythonコーディングでも実践してもらい、さらにサーボモーターや超音波センサーを組み合わせて、もっと社会への実装と直結させた内容にした方がいいというナンダ君の希望には、十分応じられる内容にはできませんでした。

昨年9月の一時帰国の際、私はさらにmicro:bitを3台買い足しました。5台あれば何かできそうだと思ったので、この冬休みは、ファブラボCSTにおける地域の子ども向け企画のラインナップに、micro:bitワークショップを組み込むことにしたのです。しかも、今回は、同じ参加者を対象に、1日4時間、これを4日連続で行うというものです。

その上で、ティンプーに住むナンダ君にも、プンツォリンまでサポートに来てくれるよう声をかけました。JICAの技術協力では、日本や第三国から専門家を派遣するスキームがありますが、現地に適当な人的リソースがある場合は、現地業務予算の中で招聘するのはありだと思いますし、すでに協力隊員をお招きした実績も私たちにはあります。

冬休み子ども向けIoTキャンプ「micro:bit」編は、6人が参加(2023年1月)
サーボモーターで尺取り虫を動かす
土壌水分を計測するデバイスを検討する高校生
パスポート盗難防止アラームを考えてもらった

1.ナンダ・グルン君の経歴~Pi-Topからmicro:bitへ

ここであらためてナンダ君をご紹介しておきます。ナンダ・グルン君はファブラボ・ブータンが発足した直後、ファブラボのスタッフとして雇われた青年です。もともとは今ファブラボCSTがある王立ブータン大学科学技術単科大学(CST)電気通信学科の卒業生で、CSTの事務管理棟の廊下には、彼が同学科の教員で現在ファブラボCSTのマネージャーであるカルマ・ケザンさんと共同研究を行った結果がまとめられたポスターが今も貼ってあります。電気通信学科の同期の中でも、貪欲で成績も良い学生だったようで、多くの教員が、ナンダ君のことを今でも覚えているといいます。

私は、彼がファブラボ・ブータンで働きはじめた時期は正確には覚えていないのですが、過去に撮りためた写真を見直してみると、2017年7月の発足時にはいなかったものの、8月末に撮った集合写真にはナンダ君が写っているのが確認できます。彼は、ファブラボ・ブータンにインターンとして来ていた英国人のジェイソン君やデンマーク人のアズビヨン君の名前と、彼らから受けた刺激の話が会話の中でたびたびしてくれます。頻繁に自分のプロフィールをアップデートするジェイソン君には、特に薫陶を受けたようです。

ファブラボ・ブータンに当時のJICA協力隊員を案内した時の集合写真(2018年8月)
右から4人目がナンダ君

ファブラボ・ブータンが2018年7月頃からブータンで導入をはじめたRaspberry-Piベースの廉価ラップトップ「Pi-Top 3」の普及では、ナンダ君は中心的な役割を担っていました。ラップトップ型だったPi-Top 3は、その後ユニセフの目に止まります。ただ、英国のPi-Top社がちょうど後継機になるRaspberry-Pi 4内臓コンピュータモジュール「Pi-Top 4」をリリースした時期でもあったため、ユニセフはSTEM教育普及のツールとしてPi-Top 4を選び、教育省青年スポーツ局を通じて、全国のユースセンターにそのDIYセットを配布しました。そしてファブラボ・ブータンでも、そのインストラクターとして、ナンダ君には白羽の矢が立ちました。彼はPi-Top社の主催する集合研修にもファブラボ・ブータンを代表して派遣され、3週間の集中研修を終え、ブータン唯一のPi-Topインストラクターに認定されました。そして、全国のユースセンターを訪れ、ユースセンターのコーディネーターやボランティアに、Pi-Topコーディングの研修を行って回ったのです。

2018年7月のPi-Topコーディング研修、英国からCEOが来訪
Pi-Top 3のキーボードをずらし、ブレッドボードを装填してLED点灯のコードを書く子どもたち
CSTに凱旋して、Pi-Top研修での経験について後輩に話すナンダ君(2019年3月)

その後、ファブラボ・ブータンではスタッフに対する給与未払いが起こり、ナンダ君をはじめとして初期に傭上されていた若者が、2019年から20年の間にファブラボを去ることになってしまいました。ナンダ君を失ったことで、ユニセフや教育省青年スポーツ局の要請に応えられなくなったファブラボ・ブータンは、新たにNZ君を雇って一時的に窮地をしのぎました。そのNZ君も、2021年秋にはスイス系の企業への採用が決まり、ファブラボ・ブータン(もうその頃は「ファブラボ・マンダラ」に改名していましたが)を去りました。

2021年5月にJICAの技術協力専門家としてブータンに派遣された私は、最初の11カ月間、新型コロナウィルス感染の影響下にあったプンツォリンの任地には入れず、JICAの方針で首都に留置きになりました。1人で何をやったらいいか頭を悩ませながら、私は取りあえず旧知のファブラボの元スタッフや元ユーザーと旧交でも温めようと考え、何人かと連絡を取りました。ナンダ君はその中の1人です。

彼はファブラボ・ブータンを辞めたあと、政府の電子カルテシステム(e-PIS)開発のフラッグシッププログラムのオフィスにプログラマーとして採用され、ティンプー・テックパークで働いていました。ご存知のように、テックパークでは当時、親会社のDHI(Druk Holdings and Investments)がスーパーファブラボ開設を準備中でした。ナンダ君が元ファブラボ・ブータンのスタッフだったことから、開設計画の初期段階では、DHIの幹部から何度も電話があり、アドバイスを求められたそうです。いわば、ナンダ君はスーパーファブラボにとっても貴重なリソースパーソンだったことになります。

ところが、初期段階での聴き取りで「ファブラボ」というものの理解がある程度進んだDHIの幹部は、いつからかナンダ君への連絡や情報共有をしなくなったそうです。同じテックパークの中で働いているのに、何故スーパーファブラボがナンダ君の有効活用を考えなかったのかはわかりません。そのことは、ナンダ君にとっても相当ストレスだったようです。

時々会って彼からテックパークの中で起きていることについて話を聞けたので、彼は私にとって貴重な情報源でした。そして、その会話を通じて、ユースセンターのPi-Topの活用状況がまだら模様で、使われていないところは使われておらず、今でも自分のところに助けを求める電話がかかってくるとも聞かされました。

拙著の中でも触れましたが、Pi-Topを最初にブータンに持ち込んだのは日本人です。それがファブラボ・ブータンの開設準備に奔走していたツェワン君の目に止まり、英国Pi-Top社へのアプローチにつながりました。

その後ブータンで大量に導入されたPi-Top 4について、時々、日本の知り合いの方から、「日本ではさほど普及していないPi-Topが、何故ブータンではそんなに普及しているのですか」と訊かれますが、その経緯は以上の通りです。でも、今冷静に見渡すと、Pi-Top 4はFoundation Kitだけで299ドルもするため、STEM教育の普及教材としてはかなり高価な部類に入ります。かたや、micro:bitなら22ドル(AliExpress、1月7日調べ)です。

そこで、雑談の中で、私は彼にその点について訊いてみました。彼の答えは以下の通りでした。Pi-Topが先に普及してしまったので、ブータンのSTEM教育はPi-Topがあることを前提にある程度考えていかないといけない状況にある。その前提条件を抜きにしてフラットに比較するなら、micro:bitの方が廉価だし、使いやすい。加えてPi-Topでのコーディングは、ベースとしているRaspberry-Piとも少しやり方が違うので、工夫が必要になる。

そして、私がmicro:bitを持っているのなら、micro:bitがどれくらい使えるマイコンボードなのか、2人で探求していこうという、冒頭の話で盛り上がっていったのです。すでに導入されているPi-Topには敬意は払いつつも、今後そうそう台数を増やせないPi-Topに代わり、micro:bitの普及もやってみよう。少なくともファブラボ・ブータンが中途半端で終わらせたmicro:bitの普及を、ファブラボCSTの目玉に据えてみようと。ナンダ君からは、「そのためには、micro:bitの台数をもっと増やした方がいい」と尻を叩かれています(笑)。


2.ファブラボ・ブータンの初期メンバーの動静

さて、冒頭言及した冬休み子ども向けキャンプの内容については続編に譲ることにして、ナンダ君との交流の中でわかったことを書いていきます。

1つめは、ファブラボ・ブータンの元スタッフの動向についてです。彼らは今もつながっていて、時々会ったりするそうです。直近で集まったのは、以下⑦で挙げたRT君が、オーストラリアに渡航する直前でした。最近つとに話題になることが多いオーストラリアへの人材流出が、ここでも起きている点には驚かされました。かなりショックですね。

①TR君(最近DeSuup(王立ボランティアサービス)を終えて、ティンプーに戻ってきているらしい)、

②KN君(電子回路工作部品の小物の輸入を扱うビジネスの拡大を模索しているらしい)、

③KT君(医療機関を巡回して医療機器の不具合の調整などを行うビジネスに協力していたが、今はフリーランスとなっている由。首都を不在にすることが多く、なかなか会えない)、

④SDさん(結婚してカナダに移住)、

⑤JCさんとAR君(オーストラリア渡航を予定)、

⑦RT君(高卒で大学に進学せず、ファブラボで修業の途を選択。しかし、その後DeSuupでの奉仕期間を終え、オーストラリア渡航済み)、

⑧SWさん(ティンプー北部タバ地区でレーザーやCNCによる木材加工装飾品の受注生産を行う事業を興しているが、彼女もオーストラリア渡航を検討している)

⑨UT君(パロで友人とともに農場経営で起業。ファブラボ・ブータンから2018年1月に初めてファブ・アカデミーに送り込まれたブータン人だったが、残り2課題というところでドロップアウト。再起を期した2022年1月のファブ・アカデミーでも途中脱落。農場経営に忙殺されていて、他の仕事に集中できない状態)

スタッフとしては、この他に、現在ファブラボCSTで私のカウンターパートとなっているテンジン・ドルジ君がいます。

JICAシニアボランティア(当時)を案内した際の終業写真。
本文で挙げた何人かの顔も見られる(2017年8月上旬)

3.ファブ人材の行き場がない!

彼らは、CSTのラボ専属技師として採用され、その後JICAのプロジェクトのカウンターパートにも指名されて、ファブ・アカデミー受講がかなったテンジン君を除き、ファブラボに近いところでは今仕事をしていません。必要あればファブラボに来て、ファブラボ・ブータンが受注した技能研修のインストラクターを請け負ったり、利用者として工作機械を動かし、木材加工を行ったりしてきた彼らは、そのファブラボ・ブータン(ファブラボ・マンダラ)が経営譲渡によりいったん閉鎖されて以降、ティンプーでの行き場がない状態です。

ティンプーにはスーパーファブラボがあるではないかと言われるかもしれません。しかし、ファブラボ・ブータンとDHIの間には、ちょっとした感情的なしこりが残っており、ファブラボ・ブータンの元スタッフは、あまりスーパーファブラボに関わろうとはしません。やはり、彼らが小さいながらにブータンで踏み出したデジタルファブリケーション普及の第一歩を、DHIのような巨大企業グループに乗っ取られるような、そんな複雑な感情があったのでしょう。大企業をバックにいただいているために、スーパーファブラボ側のスタッフも、ファブラボ・ブータンとそこにいた元スタッフのことを、軽視しているような印象をどうしても受けてしまいます。

ただ、ナンダ君は、給与未払いの一件以降、ファブラボ・ブータンとも距離を置き、時にファブラボ・ブータンの経営実態や事業方針について批判的な発言も相当していたので、DHIやスーパーファブラボから見れば、仲間に引き込んでもいいような立ち位置にいたように私には見えました。テックパークの入居プロジェクト事務所に籍を置き、彼もそうなることを期待していた節があります。

ところが、そんな至近距離に職場があったにも関わらず、DHIとスーパーファブラボは、ナンダ君の知見を開業後のラボの運営に活用しようとはしてきませんでした。同じ構内にいながら、縦割りの組織の壁を超えられない状況はテックパークに限らず、CSTにだってあるので、スーパーファブラボがそういう機能を果たしていないのはブータンでは「あるある」なのかもしれませんが、非常にもったいない話だと思います。

ナンダ君はニール・ガーシェンフェルド教授の著書だけでなく、ファブ関連の書籍はかなり読み込んでいました。これは、ファブラボ・ブータンの元スタッフの中でも、抜きん出た彼の特徴だったと思います。「ファブラボ」というものの本質をいちばんよく理解しているブータン人だと、話していても強く感じます。いわば原理主義に近い考え方なので、時に自分の意に反することがファブラボで行われていると、意外と厳しい否定的発言をします。確かにそれは正論なのですが、直言しすぎる点がスーパーファブラボに敬遠された可能性も否定はできません。

昨夏、彼はe-PISの仕事を辞め、別のシステム開発の会社に移籍しました。テックパークではなく、ティンプー市内の中心地にオフィスを構える企業です。比較的安定した収入を得られるのはいいことですが、彼はファブラボのコミュニティにはいません。ツェワン君がデンマークからなかなか戻って来れない中で、いちばん「ファブラボ」のことをわかっているナンダ君が、ファブラボと関わる機会を制限されているのは、残念なことです。

正直言えば、彼が定職に就いていなければ、ファブラボCSTの常勤スタッフとして雇えないかとすら考えたことがあります。でも、うちのプロジェクトも2023年12月までだし、彼も生計を維持ししていかねばならない。常勤は難しいかもしれませんが、空き時間にアドホックでCSTまで短期間来てもらうことはありかもしれません。ファブラボ・ブータンの元スタッフには、ファブ・コミュニティの中でも活躍してもらえる場を考えていかねばならないと私は思います。


4.micro:bitワークショップへの思い

今回の冬休み子ども向けIoTキャンプにナンダ君を招聘するにあたり、私は子ども向けでは基本的に私がリードしてMicrosoft MakeCodeを使ったブロックコーディングをやり、彼にはティーチングアシスタントとして適宜参加中高生に助言をしてもらうことを考えていました。裏を返せば、私はまだPythonでコードを書くという経験が少なく、かつブータンの中高生にPythonはまだ早いだろうと勝手に思っていたのです。

ナンダ君は、ブロックコーディング中心で行うことには賛成してくれましたが、注文もありました。単にMakeCode上のシミュレーションで終わらせるのではなく、ちゃんとデバイスにファイルを書き込んで、それを動かしてみる機会を与えようということでした。実装してみて、うまくいかなければ、どこがうまくいかないのかを考え、改善して再度試してみる―――いわゆる「PDCAサイクル」を回す経験を参加生徒にさせてほしいとも言われました。それらは、続編で述べる通り、ワークショップのデザインにできるだけ反映させました。

一方、私のワークショップのファシリテーションがほぼ軌道に乗ったのを確認すると、ナンダ君は、キャンプ2日目以降、ワークショップを見守るよりも、ファブラボCSTに来ている学生OJTへの技術移転に時間を費やすようになっていきました。そちらの方では、MUエディターによるPythonコーディングで、必要なパーツは3Dプリントするなどして、最終日までに、micro:bitデバイスを2台用いたRCカーが動くところまで組み立て、実際に走らせてみるというところまで仕上げる体験機会を、インターンに与えてくれました。指導を受けた学生たちは、自分たちでも短期間でここまで作れるという自信をつけることができたようです。

Pythonコーディングの指導を受ける学生OJT3人組
RCカーの製作工程
出来上がったRCカーが曲がりなりにも走った!
微調整を繰り返すCST学生チーム
完成作品とコードを掲げ、集合写真
見学に来た中高生にも、RCカーのメカニズムについて解説するナンダ君

5.Pi-Top活用再活性化には必要不可欠なピース

こうして、ナンダ君と私のmicro:bit探求の旅の第2ラウンドは終わりました。Pi-Topからmicro:bitに軸足を移しつつあるわけですが、その一方で、ファブラボ・ブータンが紹介して、それなりに配備が進んでしまったPi-Top 4の扱いについても、併せて考えておく必要があります。

ファブラボ・ブータンが保有していたPi-Top 3、Pi-Top 4は、Desuung Skilling Programme(DSP)に経営譲渡された際、そのままDSPに引き渡され、今年4月にティンプーでオープンする「ファブラボ・チェゴ」が管理運用していくものと思いますが、ファブラボ・チェゴが電子回路工作に強いという保証はありません。Pi-Top社の公認インストラクターであるナンダ君を活用しない手はありません。また、ナンダ君自身も、スーパーファブラボとは違い、ファブラボ・チェゴに対する抵抗感はあまりないでしょう。

ただ、彼も仕事がある身。それでもエキストラで働いてもらうようお願いするのだから、それなりに報酬はちゃんと払ってあげてほしいと思います。

Pi-Top 4が配布された全国のユースセンターも、ファブラボ・ブータンなきあと、インストラクター不在の中で、Pi-Top 4の利用促進で頭を悩ませているところがいくつかあるようです。私が全国のユースセンターの心配をしていても埒があきませんが、せめて、足元のプンツォリンのユースセンターぐらいはなんとかしてあげられないかと思います。

今日もそんな話をユースセンターのコーディネーターとしてきたところです。ナンダ君のこともよく知っている彼女は、「Pi-Topワークショップのインストラクターで、JICAプロジェクトと共同でナンダを招聘できない?」と訊いてきました。

実は、今回、彼は自身のPi-Top 3を持ってファブラボCSTまで来てくれていました。時間があれば冬休み子ども向けIoTキャンプでPi-Topコーディングも体験させようと目論んでいた節があります。心残りを作ってしまった以上、次のステップとしてPi-Topをネタに彼を再度招聘できる可能性はゼロではありません。

ファブラボCSTやプンツォリンの街が、ナンダ君にとって魅力的だと映れば、彼は来てくれるでしょう。もちろん、それなりの報酬は払うという前提で!

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!


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