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感想戦[Weekly Ochiai] 本をアップデートせよ

NewsPicksの会員限定放送『WEEKLY OCHIAI』放送の感想戦です。

4/10のテーマは「本のアップデート」。
新たに立ち上がったNewsPicksパブリッシングの井上慎平編集長と「まず心を奪う」アプローチでNewsPicks Book編集長を続投する幻冬舎・箕輪厚介氏をゲストに招き、これからの本のあり方をじっくり議論しました。

あらゆるムーブメントは 2年で終了

プラットフォーム用 プラットフォームや商品サービスの流行りも約2年と言われていますその理由としてはレイトマジョリティ層が入ってきたプラットフォームは駄目になってしまうという有名な考え方に基づくのだと考えられます。
つまりクズが入ってきた時点でそのコミュニティというものは汚染されて、スケールすることもなければより良くなることもなくなるのです。

ニューズピックスブックの大いなる矛盾

ニューズピックスブックは多動力で終わっていた、と考えて良いのではないかと思います。
あらゆるビジネス書や自己啓発本は突き詰めれば「行動あるのみ」と捉えることができるが、このエッセンスを実生活に落とし込むことなく毎月届くニューズピックスブックを読むことで「すっきり」して来月のニューズピックスブックを待つなど、全くもって本の内容を捉えていないと言う矛盾が発生します。

通常であれば自己啓発されていけば、そのコミュニティからはどんどん卒業していくはずなのが、自己啓発されずに文章を読むことで成長したと思い込み「すっきり」するだけのコンテンツとなったニューズピックスブックはもう終わりだと箕輪さん自体も気づいている。

時代の変化は「実用性」から「エモさ」へ

実用性の高いコンテンツを手に入れるのは Google 検索でOK。
これからは個人の「趣味」や「好き」というものが仕事になるというものの本質というものは、ビジネス書の終わりということに非常に近いと考えています。
端的に言えばビジネスの実用性にお金を払うのではなく、我々は「エモーションな体験」にお金を払うようになってきたからです。そして今後の流れとしてビジネスではなく「エモさ」が新たな価値として主流となるのではないかと思います。

ビジネスライクなものは今後急速にコモディティ化して、残るのは「エモーショナルな体験」となります。
このエモーショナルな体験を内省することができるのが個人の趣味や好きという圧倒的に高い情熱を持ったものとなります 。

この時に重要なのが余暇です。
おそらく無意識で行なっている国策の働き方改革も余暇が生まれることで「エモーショナルな体験」を生み出す土壌となり得るのではないかと考えます。

余計なノイズが多すぎる

今はコンテンツが溢れかえっており 選択肢が多いことは多様性を生み良い点もありますが余計なノイズとなっていることが多いと感じます。
テキストサイトや本の内容はどこかで見たことがあるような内容ばかりで抽象化すれば同じようなことを書いている本が多々あります。
このようなコンテンツやコンテンツを生み出す会社というものは今のところは規模の経済で駆動されていますが今後これまでのようにうまくいくはずはありません。
そんな中で今はまだ最大の価値は発揮しないが今後大きく飛躍する価値として個人的な熱量というものが重要となってくると思います。

落合陽一が人気な理由はスピリチュアル的な理由

落合氏は特に大きな企業を創業したわけでもないし、世界的有名大学の出身でもないしそこの教授でもない、世界的に有名なアーティストでもない、
それでも日本である程度認知度が増してきたのは落合氏のスピリチュアル的な面に無意識の中で共鳴した人たちが多かったからだと思う、これは非常に変わりゆく時代性が出ていて落合氏に人気が出てきたこと自体が面白い現象だと思います。


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