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最近の記事

超ズボラの自分が参考にしまくってる幼児食(1歳~6歳くらいの子供のごはん)のレシピ本3冊

2人のスーパーモンスター男児の相手で疲労困憊の日々。 もうね、マジでご飯作る暇ない! とくに3歳の次男が常にまとわりついてくるし。 いや、かわいいよ。かわいいんだけどさ、10分でいいから時間くれ。 料理の時間くださいって感じ。 ていねいで豊かな子どものご飯? どこの時空の話ですか? いや、まじで。 なんとかするために10冊くらいレシピ本買って、自分にあうやつを試した結果報告~。 (1万5000円くらいかかったけど、結果としては安い買い物だった) まずこれね。つくりおきの幼

    • 人生で最高に面白かった本【7】極大射程

      地上最強、不死身のジジイといえば、これ!とにかくスナイパーって生き物の格好良さを凝縮してる。スナイパーvs数百人の軍隊!スナイパーvs警察数千人、伝説のスナイパーvs伝説のスナイパー かっこいいだろ~こういうシチュエーション好きだろ~~?って感じのを、これでもかこれでもかッ!ってくらいに提供してくれる。罠にはめられた主人公が「おしおきタイムだ!」といわんばかりに逆転していく様が至高。アクションエンタメファンのハートをスナイプしまくりの一冊。

      • 人生で最高に面白かった本【6】天使と悪魔

        細かいことはどうでもいい!面白けりゃいいんだ!っていう最強エンタメ。地上最強の時限爆弾、歴史的うんちく、連続異常殺人鬼、数時間おきに殺される人質、インディ・ジョーンズばりのイケメン肉体派主人公、相棒のインテリ美女、謎につぐ謎、そして舞台はカトリック総本山で世界遺跡で最新設備も備えたバチカン。無敵すぎる設定だわ~。惜しむらくは、これが3部作の1作目だってところ。最終作にもって来るべき、圧倒的面白さだった。これを超えるのは作者でも不可能。

        • 人生で面白かった本ベスト100【5】ハリー・オーガスト、15回目の人生

          名作『リプレイ』において、もしリプレイヤーが何人も何千人もいたらどうなるか?という一点を素直に誠実に出し惜しみなく書き進めた快作。思考実験1000点満点!って感じ。しかし、最後の最後までひっぱった「リプレイする理由」が明かされずに終わるのは、ちょっとズルイ。物語としては完璧なんだけどさ。あと、この物語の本質は、中盤に出てきた「全人類を滅ぼしかけ、超拷問の末に消去された男」にある。あそこのアイデアが全ての要だった。あいつがラスボスなら10000万点満点だった。

        超ズボラの自分が参考にしまくってる幼児食(1歳~6歳くらいの子供のごはん)のレシピ本3冊

          人生で面白かった本ベスト100【4】三体

          世の中にまだこんな徹夜本があったのか! はじまりはワンアイデア「地球から最も近い恒星アルファケンタウリに知性体がいたら」だと思う。それを文革と交えながら極限まで突き詰めた感じ。全人類を裏切って宇宙人についた科学者vs粗野で無教養ながら諦めることを知らない刑事というキャラ配置も最高。「諦めろ、誰も宇宙人様には勝てない」「俺が諦めるのを、諦めろ! 地球を…なめるなよ…」逆転劇ドォーン!「バカな、あんな虫けら如きに!!ぬわー!」の黄金パターン。冷静に読むと超が付くほどのバカSFなん

          人生で面白かった本ベスト100【4】三体

          人生で面白かった本ベスト100【3】われらはレギオン

          こんな本があったとは。火星の人、スピン等に連なる自分語り型ワクワク冒険SF! 正直、SFで自分語りだとそれだけで80点くらいは確定だよね。そこにフォンノイマン型宇宙船のAIになるという設定が加わって100点、滅びゆく人類を救わねばタイムリミットで200点!

          人生で面白かった本ベスト100【3】われらはレギオン

          人生で面白かった本ベスト100 【2】ホビットの冒険

          なんだこれは、面白いなんてものじゃない。上巻の途中まではいまいち話の進みが遅いけど、闇の森に踏み込んだあたりから、もうジェットコースター。ひりひりするような危機とタイムリミットが押し寄せてくる。あらすじからして、竜がラスボスかと思いきや、竜が死んでからこそ真骨頂のスーパーバトル。アベンジャーズエンドゲーム的な盛り上がりを見せる(いや、逆か?アベンジャーズこそがホビット的だ)。読みてえ…続編を読ませてくれ…ある!指輪物語が!最初にして最強のファンタジーという看板に偽りなし!

          人生で面白かった本ベスト100 【2】ホビットの冒険

          人生で面白かった本ベスト100 【1】『ぼきわんが、来る』

          随所にミステリ的叙述トリックがあり、それが超絶効果的に恐怖感を高めまくっている。これは新ジャンル「ミステリ×ホラー」。 謎の解決にもミステリ要素はあったけど、それ以上に叙述がすごい!!とくに第一章がすさまじい完成度。「ぼぎわん」が他人の声を真似できる、という設定がとてつもなく生かされている。 本を読んでて恐怖で背筋に鳥肌が立ったのは人生初かも。『ほの暗い水の底から』のラスト恐怖シーンに匹敵するすごみがあった。 あと三章が唐突に「寺生まれのTさん」になってるのが草。読後感

          人生で面白かった本ベスト100 【1】『ぼきわんが、来る』

          38年生きてきて、最高に面白かった本5冊

          長~い間、読書日記をつけているので、とくに面白かった本5冊をまとめます。 『シンプル・プラン』スコット・スミス 傑作。人間が一番怖いっていうけど、「ふつうの」人間がいちばん怖い。主人公たちは良識的で善の心をもった、いたって普通の人なのに、気がつけば超スーパー連続殺人犯になっちゃう。そのへんの心理描写がとても上手い。読んでいるこっちも「もう殺さざるをえない!!」って気分になって、主人公たちと同じようにスゴく落ち込む。オチもとってもベスト。この小説のオチはこれしかないッ!!っ

          38年生きてきて、最高に面白かった本5冊