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【伝票一枚にレッドインボイス一枚。レジからの自動発行しか受け付けない!@税務署】

先々月。
【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopのビジネスパートナーが、「税務署から、これまでの手書き伝票からの転記レッドインボイスは受け付けないと言われた」と伝えてきました。

思い返せば。
それ以前の手書きレッドインボイスは使えない、すべて電子インボイスに移行するように、そしてすべての売り上げのレッドインボイスを発行するように。
というお達しがあったのが昨年2023年1月。

お客様から発行して欲しいという依頼があってもなくても、すべての売り上げですから。
カフェで「お茶一杯」でも一枚伝票を切れば、レッドインボイスを発行しなくてはならないようになったのです。

こうして個人事業主の「みなし税」(席数で大体の納税額を税務署が決める)は廃止されました。

やっとその登録が昨年3月に完了し(ここで何故か二か月掛かった)。
最初のうちは、変更の内容が良く分かっていなかったので、銀行振込やクレジットカードの支払い分だけレッドインボイスを切っていたのですが。
現金払いもすべてレッドインボイスを発行するよう税理士から注意され。

毎日の伝票をすべてレッドインボイスを切るようになりました。

そして先月。
今度は紙の伝票からの転記によるレッドインボイスは受け付けない、
POSレジから自動発行するように言われたのと、ウチのスタッフTuさんが「ね、便利なのでレジにしない?」と言ったのとがほぼ同時でした。

何とタイミングの良いアドバイスでしょう。

「税務署の通達を知っていたの?」
「ううん、知らない」

その時の記事はこちらです。

2024/05/11
【POSレジ導入しました♪どんどんスピーディー、便利になるベトナム】
https://sake.vietnhat.tv/e56738.html

ベトナムでは税務署からの通達は、一々事業主のところにドキュメントが郵送やメールで送られてきたりはしません。
また、変更に対する懇切丁寧なガイドラインは存在しません。
なので税務署の担当官によっては解釈がまちまちということが往々にして起こります。

つまり。
「すべて自分たちで情報をキャッチし、自己責任」
の世界です。

日本のように文句を言ったり、批判する人は誰もいません。
「通達に従わないと、罰金!」
それで終わりです。
ですので問題が多発しますが、走りながら「トライアル&エラー」を繰り返し調整していきますので、さまざまな改正が実に早く行われます。

さて。
私たち経営・運営側、税理士、レッドインボイスの発行をお願いしていたコンサルタント、発行業者Vittelの担当者と「そーれ!」と一致団結して対処したのですが。

税務署の担当官がレッドインボイスの発行名に【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopの屋号を使うことを認めず。
お客様に発行するレッドインボイスに店の名前ではなく名義人名なんて、おかしいやろ!
と、税理士さんが掛け合ってくれました。

なぜかいつも、税務署への申告でゴタゴタしてしまうのですが。
その変更になんと一か月も掛かってしまいました。

ですが、一時帰国から戻って来たら…ちゃんと改善されていました。
みなさま、ありがとうございました。

そして…悲しいことに、税務申告と直結しているため、レシートにもQRメニューにも「日本語表記」が出来なくなりました。
しょうがないですね。
ですが、「RUOU SAKE」と最初に付くだけで、あとはアルファベットなので分からないことはありません。
おつまみ等はちょっと厳しい…と思っていたら、ちゃんと後ろにローマ字表記で日本語を残してくれました。
さすがTuさんです。ありがとう♪

さて。
この間、発行がストップしていた二週間分の伝票の転記レッドインボイスをTuさんが、(日付をまたぐとレジからの自動発行ができないため)わずか3時間弱で発行してくれ。
さらに商品名の日本語表記を削除してくれ、価格の「税込み」「税抜き」を統一してくれました。
いつも仕事が早過ぎ君のTuさん、なんて優秀なの!

みなさま、本当にありがとうございました。

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