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【シェアリング小口輸送を可能にするDXシステム×蔵元さんとのミーティング】

【シェアリング小口輸送を可能にするDXシステム×蔵元さんとのミーティング】

昨年、サポートをさせていただいた、農林水産業の助成事業は、一年間の試用期間を経て。
いよいよ、実装段階に入りました。

2023/04/18
【農林水産省の補助事業に採択された企業様のお手伝いをさせていただきました】
https://sake.vietnhat.tv/e54900.html

今回もまたお手伝いをさせていただくことになりました。

毎日、BtoCでお客様と接して、日本酒の魅力をお伝えしておりますが。
当店にインポートライセンスがありませんので、輸入に関してはインポーターさん任せです。
蔵元さんから当店のリーチインショーケースまで、商品が運ばれて来る間の課題。
蔵元さんがどのような思いで海外に日本酒を輸出しておられるのか。
なかなか知る機会がありません。

今回蔵元さんと、当システム開発のBiprogyさんとの、日本時間10時、ベトナム時間8時開始のオンラインミーティングに、セミナーを受講するような気持ちで、参加させていただきました。

すでに11ヶ国に輸出しておられる蔵元さんですので、体験談が豊富でいらっしゃいます。
扱う商品を自社でコントロールできない、現地の情報が分かりづらいという問題があるとのこと。
またファーストブランドが輸入されたとしても、セカンドブランドに継続してゆくのが難しい。
世界各国への輸出量が年々増加している日本酒ですが、一蔵当たりの輸出量が増加しているわけではなく。
5キロ未満の新規蔵元さんの参入が増えている、というのは。
毎日仕入れをしていますので、エンドで仕事をしていても良く見えてきます。

当店は、2015年のオープン時、70銘柄を謳い文句にスタートしましたが。
お客様が選びきれないという状況に陥り、30銘柄あたりにまで減らしました。
ですが2018年頃から、日本でも名を馳せる、あるいはレアな銘柄が次々と輸入されて来て。
一気に60銘柄まで増えました。
現在、65銘柄をめどに取り扱っておりますが。

実際にベトナム国内に出回っている銘柄は、インポーターさんも増えましたので、400銘柄ぐらいはあるのではないでしょうか?

すると動きの悪い銘柄は、次回発注がなくなり、新しい銘柄、新しい銘柄へと移行してゆきます。
お客様も「何か、新しいの、ある?」と来られるのです。

そして日本人以外のほとんどのお客様は「おすすめを教えてください」といらっしゃいますので。
店側のコントロールで売れ線が決まってゆきます。
商社任せでなく、ちょくちょく海外を営業している蔵元さん、何かとお声を掛けてくださる蔵元さんの日本酒が継続されてゆく理由がここにあります。

次々と商品登録されて来ても、次回更新の時に消えてゆく一見の蔵元さんも多いのです。
またこの商品登録。
インポーターさんによって登録手数料がまちまちなのですが、メーカーさん持ちになります。
この商品登録制は、Biprogyさんによるとアメリカ、タイ、ベトナムだけなんだそうです。
その一方で、商標コピー問題も良く耳にしますね。
自分たちが本物であるという証明を求められ、余計な費用が掛かった話。
偽物排除に、実際にそれらの国々に乗り込んで解決されて来た蔵元さんの話も聞きます。

以前来られた日本酒関連の方が
「ベトナムは日本酒の輸出量が世界ランキング10位とか、9位とかだけれど、そんなに売れている感がない」
とおっしゃっておられました。

またサプライヤーさんによると、ホーチミンよりハノイの方が圧倒的に売り上げ金額が高いそうです。

当店ではベトナム人の若いお客様が増えてきています。

と、とりとめも、結論もなく、つらつらと書きましたが。

【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopを始める前にアドバイスをくださった、
ワイン業者の方(フランス人)。
「僕たちはワインを普及するのに20年掛かった。がんばりなさい」
という励ましの言葉を胸に、今、9年目です。

※この「シェアリング小口輸送を可能にするDXシステム」について、ご興味のある業者様は、当店までご連絡くださいませ。

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