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#1 留学日記〜話す言語によって性格って変わるよね〜

 20時間近いフライトを経て、ミラノ・マルペンサ空港に到着。入国審査の列が信じられないほど行列しており、絶望。「さすが、イタリア」といきなりの洗礼を覚悟した。しかし、並んでいると空港職員に「お前は日本人か?」と問われ、イエスと答えると別ルートへ案内された。なんと、日本人とイスラエル人(あと他にいくつか国はあったが)は、査証の自動認証システム?的なものを導入しているため、全く並ばずに入国することができた。ジャパニーズパスポート万歳🙌

 スーツケース2つを抱えて市内へ電車で向かう。ミラノ中央駅へ到着。世界一美しいと称される駅を目の当たりにしテンションが上がりつつ、スリが多いと聞いていたので緊張感も高まる。

 下宿先までは路面電車に乗る必要があったので移動。しかし、乗り方が全くわからない。そこで、近くにいたおじさんに英語で乗り方を聞いてみた。こういうとき、内向的な自分の性格上、人に聞くより自分で調べて乗ってしまうのだが、なぜか英語圏やラテン語圏の国に来ると割と簡単に人に話しかけられる。
 言語によって人の性格は変わると思う。特に日本語と英語ではそれがより顕著に感じる。英語でもある程度丁寧な言い回しはあるが、「敬語」を意識する必要がないだけで人との壁が最初から一つ取り払われたような感覚になる。
 これがスペイン語やイタリア語ならなおさらだ。勝手なイメージだが、言語にも陽気なラテン系の血が通っているような感じがして、話している自分まで明るくなる。乗り方を教えてくれたおじさんにはGrazieと陽気に一言お礼を言って路面電車に乗り込んだ。イタリアでの初Grazieである(イタリア人っぽい抑揚を意識)。

下宿先に到着、受付で鍵を受け取り、いざお部屋へ。ヨーロッパ特有の年季の入った半自動エレベーターに乗り込んで2階のお部屋へ。シェアフラットで自分の他に3人住んでいると聞いていたが、その日は誰にも会わなかった。
 
 街へ出掛けてみることに。ミラノのドゥオーモやアーケードをみて回った。ドゥオーモは写真で見る倍は大きく感じた。飯を全く食べていなかったが、ドゥオーモ広場は観光客向けのお店ばかりで高価な上、おひとり様で入りやすそうなお店はあまりなかった。
 あまりにもお腹が空いていたので、マックへ。ミラノに来て一発目マックかよという感じだが背に腹は変えられない。適当にセットを注文。1600円。高杉。

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