ゲストハウス開業塾の学び
3年前の2017年に長野でその時のパートナーと共にやろうとしていたゲストハウス構想。そして今、当時ゲストハウス開業塾で学んだ紙のノートをこちらのnoteにまとめ直しています。これからやる事業が果たしてゲストハウスなのか何なのかは、今私が出会ってる人やコトによって変わっていきますが、せっかく学んだので、自分の記録としてnoteにアーカイブしておきます。
ゲストハウスは、10年前は20件だったのが今1200件かそれ以上と言われている。ものすごい増加率でうすくビジネス化しているのも確か。本質は、ゲストハウスを作ることにより外部から人が訪れ、飲食店やお店がどんどんできて地域が活性化される「地域まるごと宿」という考え方。
アフターコロナで都心一極集中が機能しなくなり、人々が田舎に興味を持ち始める時に、いきなり完全移住では必ず齟齬が起きる。地域の人との関わり、しごと、自然との付き合い方を徐々に知っていく。まずはその土地に旅という形で訪れてみる。地域(田舎)の人も、いきなり移住してきた人より、よく見かける人の方がより良い関係を作っていけるはずだ。そういう自然な形を作る上で、ゲストハウスの役割は大きいように思う。
以下は、中村あっちゃんという全国で地域まるごと宿という名のゲストハウスを広めるための開業塾で学んだものです。さわりだけですが。
<資金調達>
100㎡超えたら建築士必要、500万は用意必須
建築士がやってくれること:旅館業通す、コンセプトを相談しながらまとめる、絵を描く
0.アイディアを練って資料作る
1.建築士探し資金の目途を立てる、見積もりと予算
2.資金調達(クラファン>銀行>政策投資銀行>補助金)
仲間を増やす時に使うツール:ブログやnote、SNS、クラファン
JC(青年会議所、商工会議所)のネットワークを借りてみるのも◎時々いい変態がいて、色々とお世話を焼いてくれる人がいる。
<改装DIY>
まずは、家の作りや愛情を知ること。古民家なら120年の想いを考える。
基本的な知識はネットや本から習得するが、息詰まったら五島列島のリノベの女王やゲストハウス岐てんのおすぎさんに相談してみるのがよいかも。
写真や絵でどんどん自分のイメージを膨らませる
地元の建築士さん、大工さん、内装屋さんと仲良くなる
その土地だから、その人だから作ったものが大事
野尻湖のランプという宿も自分たちで素晴らしいリノベを行っている
法律的には、5人に1個のトイレ、20人に1個のお風呂が必要だけど別にごっとん便所でもゲストがOKなら問題なし。屋久島のとまり木はそう。私も泊まったが、オーナーのねぇさんの人柄でごっとん便所とかどうでもよくなるw
<部屋の間取りマーケティング>
お客さん(人)を見る力は大事。この人はこの宿でどうしたいのか??見抜く力。たくさんしゃべってきたのか?誰かとしゃべりたいのか?
例えば、リビングの間取り。こたつでガイドブック読みながらもいつでも周りと会話しやすい雰囲気を作る。
旅人ノートの活用。(名前、住所、職業、何しに来た、おすすめスポット)はじめの段階で自己紹介をして他のゲストと交流しやすくする。
<スタッフ集め>
仲間で話したらどんな会話が生まれるか?イメージができてワクワクする人
想定集客の丁寧な暮らし×生き方に迷っている人
募集は、ゲストハウスクリエイターズノート、ウーファー、やどびと、自身のSNSやHP、ブログなど。
<価格設定>
仮に、周辺の宿の相場は2,500円だけどうちは3,500円にするとしたら、1,000円分の付加価値を作る必要がある。例えば、バッパーをターゲットにしているとしたら、普段はキャンプで野宿してるけどその中の特別な日には、ココに泊まって人と交流したい。地元の人と○○したい。ニーズは今あるものから考えても仕方なく、自分で作るもの(オリジナル)。
資料交換=成功事例のみ、情報交換=友達に必要なこと、あなたにしかできないこと
<誰に来てほしいか>
どういう人に来てほしいか?ペルソナを設定するのはすごく大事
なぜなら、自分が思い描いている宿の雰囲気とかけ離れてしまい、ゲストが楽しいと思えなかったら問題。
また、ホストとゲストがWinWinにならなければ継続できないから。来て欲しくない人が来て接客疲れやスタッフの疲弊はよくあること。
招かざるお客をどうやってやんわりと断るか(言い方は悪いが、、、)
・予約された時点で例えば、出張っぽい雰囲気の人に電話して自分たちの宿のコンセプトについて語る。来る前に電話でゲストとコミュニケーションを取るのはけっこう得策。電話で話すだけでけっこう人がわかる。あまりにも一般常識のない人は断ったりもする。
・宿泊予約システムの使い分け。じゃらんや楽天はゲストハウス好きというよりは、日本人でホテルや旅館に普段と泊まる人たちの利用が多い。Bookig.comは外国人の利用が多く、ゲストハウスの登録も多いため最初の軌道に載せる時にはいい。アゴダも外国人の利用が多い。あとは、最近増えてるゲストハウスのまとめサイトに記事っぽく掲載してもらうのはアリかも。
誰に対しての発信か?を意識する
自社HP:○○な人に来て欲しい!、○○な人はちょっと違うかも!というメッセージ
ブログやnote:自分が見たら楽しい、ポジティブなこと、相手がほっこりする、相手にHappyを届ける、ちょっと落ち着いた時に書いた方が◎
参考例)地球宿のぼうさんのブログ
・一日一回ブログ、SNS、YouTubeアップ
・地元のテレビ局、新聞にアプローチ
・会いたい人リスト100人、ファン作り
<地域の人の巻き込み方>
地元のおじいちゃん、おばあちゃんができることを発見する
例)味噌汁の作り方、畑のやり方、特技など
まずは、地域のことを知り好きになることが大事
「風土づくり」風→外国人や都会人、土→その土地に骨をうずめる人
地域まるごと宿の概念は、ゲストハウスを中心としてその地域の経済が回ること。
その街でのんびり何もしない、出会った人々や地域の人と話す、食べる
<地域まるごと宿を実践しているおすすめのゲストハウス>
・きっか家
・イトヨリ
・汐見の家
・古白
<行政の巻き込み方>
行政と自分がやることがWinWinになればいい。飲みながら一緒にニヤニヤできるくらいの行政の人を仲間に巻き込め!とにかく、行政と何かやる時は、自力じゃできなかったものが行政の協力があればできそう感を出すのが得策。けっこう喜んでやってくれたりするかも。媚びないけど、うまく使うべし。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?