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加齢で片付け基準が変化した

ある日、普段の片づけをしながら
あれも、これも、自分が死んだら捨てられるんだよなあ
死なないまでも・ワケワカランになったら、そうなるんだよなあ、と。
だからといって今あわてて全部丸めて捨てるワケじゃなくて
とりあえず、考えるきっかけとして
「自分が死んだら捨てる箱」を作ってみた。
(里いもは入っていない)
これに自分が死んだら存在の意味がなくなるモノを入れてみたのだ。
中には、若かった自分の戦友のようなモノと
痛い思い出のモノとを入れてみた。
戦友の方は、自分が生きているうちは
あるいは自分がワケワカランになるまでは
見えるところ・手の届くところに置いておきたいが
痛い思い出の方には
自分の怨念や後悔や悲嘆が十重二十重に巻き付いているので
できたら自分より先に葬り去りたい。
月日とともに自分の心が静まってきて
離れられるようになったら手放せる、と思うが
今はまだ、自分の煩悩が捨てることを許さない。
多分、あと5年したら、捨てられる。
あー、だけど、やっぱり
大事な思い出のモノだけこの箱から出して、いつもの場所に置いて
懐かしめるうちに懐かしんでおこう。
「痛い思い出」と一緒にして閉じ込めておくのは嫌だから。
色々手を動かしてみたことで気持ちがわかった。

実際、加齢とともにただの片付けをしてるだけで
「終活してんのーw」と言われるようになって(汗
自分の後始末をどうつけていくかということが片付けの判断基準になった。
自分がやらなければ誰かにやらせてしまうことになる。

だがしかし!
残すべきものだけはちゃんとわかるように残す!

ちなみに、本については
知ってる古書店に全部譲ることを思いついたので
今はまだ慌てて旅に出すことはない、と思っている。

え?
そんなに片付けてしまったら、残された人が寂しく思うって?
わはははは!大丈夫ですよ!
すっかりキレイになんてできないから ♪

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