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一週間の献立表

子育ての風景 実用

どうでもよさそうなことでも毎日となると重荷になるものだ。
例えば、毎日の献立。
“ウチの献立はスーパーのチラシで決まる”
と、断言できる人が眩しい!
考える基準があると仕事が楽になるものだ。
悩み悩んで考え付いたのが
献立が決まらないというのは、食材がそろわないからじゃなくて
優先順位が決められないからなんじゃないか、ということ。
何かこう、自分の尻尾を追いかけているような。
カレーにするには玉ねぎが足りないとか・豚汁にするにはゴボウがないとか
別に、今ある肉と野菜でごった煮スープでも作ればいいでしょう?
なのだが、できないときというのは全く考えがまとまらないものだ。
できるときには、乾物の合わせ技でちゃんと料理になってしまうのに。
さてそこで
そういう悩みのただなかにあったときに出会ったのが
エリック・カールの絵本「月ようびはなにたべる?」だった。
〇ようびはなにたべる?と
1週間の献立がエリック・カールの絵で楽しく展開するのだ。
「はらぺこあおむし」みたいだな。
そこで思いついたのが、1週間の献立を決めてしまえば?ということ。
子どもたちと話し合って何曜日の夕食を何にするかを決めたのだ。
決めた献立は紙に書いて、壁に貼った。
今でも覚えているのは
水曜日の中華スープと金曜日のカレー、それに土曜日の鉄板焼き。
それに曜日は忘れたが、焼き魚と野菜炒めとお煮つけに、多分けんちん汁。
これくらいあっさりした料理名だと
いくらでも中身を変えられるので、飽きることはなかったし
その日作る料理が決まっているだけで、非常に気持ちが楽になった。
何を作ろうかを考えるより、どういうカレーにしようかの方が楽だ。
選択範囲が広すぎず・狭すぎない。

これは、物事を考える枠づくり、だったのだなあ。
全くの自由は非常に辛いものなのである。

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