見出し画像

引越し敗者の弁ですが

実用

今まで何度も引越しをしてきた。
それなのにすべて最後は間に合わなくなって周りに迷惑をかけてしまった。
家も家族も土地も家財道具も変化し続けるから同じ引越しは無いのである。
それでもこれだけは言えるということを書いてみる。

引越しが決まってからまずやることは
「要らないものを処分する」である。
でもこれ、最初のうちは結構迷う。
迷っては、「とりあえず持っていくか」と荷造りする、で
だんだん日にちが迫ってくると残りの全てを丸めて捨てたくなるのである。
教訓としては、普段からいらないものはさっさと処分!
なのだがそこはそれ、にんげんだもの…(笑)
以前知人から引越すことになったんだけどどうしようと相談された。
同じアパートに7年間暮らしていたのでそれなりに荷物が一杯なのだと。
「まずは要らないモノを処分する事」と伝えたら
数日後に棚一つが「不要の空箱」だったんだからー!と連絡が来た。
中身はすでに処分してしまっていたのにその箱だけ置いてあったのだと。
狭いアパートなのに損したわーwと言っていた。
こういうのは分かってしまえば判断が楽なのだが
それが必要な空箱なのか・要らない空箱なのかを判断するには
実際に見なくちゃワカラナイ。
っていうか、何かを処分したらその空箱が残っているかどうか
その都度確認した方がいいのでござる。
当たり前と言えば当たり前だがそこはそれ、にんげんだもの…(笑)

さて、引越しで大変なのは荷物のことだけじゃない。
いろいろな手続きがあって、これが結構手間がかかるのだが
実は最大の難関が「ひとづきあい」。
引越しが近くなるとお世話になったところに挨拶に行くが
自分のところにも色々な人が挨拶に来てくれるし
送別会を開いてくれたりして、これはこれですごく嬉しいのだが
時間がとられて引越し作業が思ったように進まない…

ちなみに私が引っ越しをする人に持っていくのは
掃除用のウエスとか、ほうれん草のごまあえとかひじきの煮付けで
後で「あれが一番助かった」といわれたことがある。
熱々の珈琲を淹れて「出前」したときは
「うわー、まず飲も飲も ♪」と喜んでもらえた。
もちろん珈琲好きの人だとわかっていての所業でござる。
要するにこれらは自分がやって欲しかった事なのですよ。
ということは!
親切のつもりで・良かれと思ってやってくれた・のだが!ということも。
「こういう時には緑黄色野菜が必要よ!」
と土付きのホウレンソウの大束をくれた人がいた・のだが!
クソ忙しい時に洗ってゆでる作業が挟まるのは結構負担で
気持ちは嬉しかったんですよ、ホントに・でも!
ああ、これ料理じゃなくていいからせめてゆでて切ってくれてたら
と罰当たりにも思ってしまったのでござる。
特に土壇場になって花束や素敵なプレゼントをもらうと
嬉しいです!それは嬉しいんですけど!
言わなくてもわかりますよね!(わかってくらさい)

もちろん転勤族のお互いさまで
子どもを預かったり預かってもらったり
掃除をしに行ったり、掃除に来てくれたり
最後のゴミ出しを引き受けたり引き受けてもらったり
買い物に行ったり行ってもらったり
そんなことを当たり前に助け合ってきたのだが
それでももうちょっと・考えればわかることはあったワケなのでござる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?