見出し画像

読みたくなるテキスト

勉強
言語

大学でとても好きな英語のテキスト2冊と出会えていたので
ちょと紹介する。
ただ、もうすでに遥か昔の事なので書名は覚えていない。
通信制で学んだので1冊はサマースクーリングの面接授業で
もう1冊はリポートを提出して試験を受ける形で単位を取った。
サマースクーリングでのテキストは「最新イギリス旅行案内」で
地下鉄のこと宿のことパブのことレストランのこと等々
分かりやすく面白く勉強することができた。
何より旅行案内なので
取り上げているのは up – to – date つまり今現在の最新情報で
いわゆる説明文なので回りくどい言い回しも凝った表現も無い。
誤解のないよう簡潔にして必要な情報が書かれている。
だから、語学の入門は文学よりも説明文がいいと思っている。
言葉は意味が通じないと意味がないのだ。

授業担当はアメリカの50年代ファッションが素敵な50代の女性教授。
輝く笑顔でぐいぐいと惹きつけられる授業だった。
もう1冊、テキストを読んでリポートを出した方は
ピーター・ミルウォードのシェイクスピアについての本だった。
シェイクスピアはなぜこのような血なまぐさい悲劇を作ったのか等々
少々難しくはあったが興味を引かれる内容だったので一生懸命に勉強した。
おや、「語学の入門は文学よりも説明文がいい」って言ってたじゃないの!
はははは
読みたくなる本だったらそれでいいんじゃなーい ♪
そして「少々難しくはあった」というのは
ひとえに自分の英語力が足りないのがその原因で
著者は知性も教養も豊かなのでウロウロしない明瞭な文章であった。
シェイクスピアはいくつか読んでいたので(もちろん和訳されたもの)
興味があっただけではなく
例えばマクベスがどういう話か内容が分かっていた
ということが理解を助けていたと今ならわかる。
結論として
この2冊の本の共通点は
「平易な・凝り過ぎない文章」で
「読みたくなる本」だったのでござる。
というワケで
独学で外国語を学ぶならまずは自分の好きな分野の本を読むといいと思う。
そして
その後ピーター・ミルウォードの名前を新聞のコラムで見つけて驚いた。
えー、日本語で書いてるじゃん!!
この方は知る人ぞ知る
シェイクスピアの研究者でイエズス会士で上智大学の先生で
これだけでも情報量多すぎの方だったのである。
「ネコの哲学」なんてのも書いてらっしゃいますよ ♪
ちなみに
今英文の本が1冊積読になっていたと思い出してこれも読んでいる。
スペインのカルタヘナ市の観光案内書で
古代ローマ時代の遺跡や遺構が載っているモノ。
スペインにいる学友の友人から頂いた。
もちろん、私の趣味をわかってるなー、という選書である。
旅行案内書だから平易で簡潔な文章で思ったよりわかりやすい。
読める♪読めるぞー♪
もう行くことはかなわないが脳内旅行を楽しんでいるのでござる。
ただ、スペインの案内書なのでうっかりスペイン語で読もうとしてしまって
これが脳がバグるという状態か、とw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?