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#91.「犬は水遊びが好き」は本当なの?水遊びを好きになってもらうには

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

さて、前回は「犬のマウンティングは「性的行為」なのか?」というテーマでお届けしました。

今年は夏が暑いようですね。
梅雨はうっとおしいものですが、晴れれば暑い!
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

暑い時期のワンちゃん、夏バテしていたり、室内で寝てばかり。
暑くて日中は外には出られないし、
陽が落ちた後外に出てもハアハアして、すぐに帰ろうとする・・・・

温暖化の影響か、近年の夏はどんどん暑くなっているような気がします。
犬も子供も、夏はなかなか活動しづらい時期になってきているなあ
と思います。

なので、

夏はとにかく水遊び!


気を付けていることは、目を離さないこと。

無理をさせないこと。
段階を踏むこと。
適度に休憩させること。
一緒に楽しむことです。

そしてこれは犬にも子供にも共通します。

「犬は犬かきができるから、泳げるんでしょ」ということを
時々伺うのですが、

間違っても川やプールにドボン!と落とすことはNGです。


特に犬は、小さなころから水を苦手になることがありますが、
それはほとんどが、
無理をさせることから苦手になります。

犬は、犬種や個体差にもよりますが、
そのほとんどが水に慣れ親しみやすい性質を持っていると思います。

ですが、「水の経験」というものが先立ちますので、
「水が大好きで、入ったらスイスイ泳ぐ」という子は希少です。

代表的な犬種でいえば、スパニエルやレトリーバー犬種は水が好きで、
泳ぐのも得意です。

テリアなども得意な子が多いですが、
和犬やチワワなどは苦手な子が多いイメージです。

また、水は嫌いじゃないけど、足が付かない深さは嫌、
泳ぐのはダメ、などという子もいます。

犬たちに水に親しんでもらうために、
私は「犬の保育園」では水遊びを積極的に取り入れています。

これは、「持って生まれた資質を生かして楽しみの幅を広げてもらう」とともに、「災害時などにどんな足場でも自分で歩ける」助けになるかなと思っています。

また、少し年齢の上がった子や、足腰に違和感のある子にとっては、
筋力維持のためのとても良い運動になります。

「ハイドロセラピー」という水の中でのリハビリプログラムがあります。

水遊びを犬たちに導入する際に大切なことは、
「自分のペースで行う」ことです。



中には水がどうしても嫌いな子もいますし、
トラウマを抱いている子もいます。

逆に大好きすぎて、
興奮しすぎて我を忘れてしまう子もいたりします。

なので、最初はほんの数ミリの水の上、足が濡れる程度から始めます。

足が濡れても、平常心でいられる。
いつもできることが、足が水に濡れていてもできる。

その自信をつけるところからがスタートです。


この時、大切なのはなるべく犬が自ら水の中に入っていけること。

ビニールプールなどは淵が高く、跨がないといけないので、
私は一番最初は使いません。

浅いトレーなどを使って「水たまりの中を歩く」ような体験に導きます。

おもちゃが好きな子は、そのおもちゃを水の中に投げてあげたり、
おやつが好きな子は、
フードボールを水の中において自分で取りに行ってもらいます。

このとき、時間がかかってもなるべく、

「犬が自分から水の中に足を踏み入れる」

という最初の経験をしてもらうことを尊重しています。

「人に抱っこされて水の中に入る」という体験と、
「自分から進んで入る」という体験では、ものすごく差があると思います。

どうしてもの場合には、抱っこして一緒に入る事はあります。

この時は、犬だけ入れるのではなくて、必ず一緒に水の中に入ります。
「この人も一緒にいるから大丈夫、怖くないんだ」という安心感を与える為です。

この時大切なのは「届くか届かないか、ぎりぎりのところにおやつやおもちゃを置く」ということです。

「もう少しで届きそう」というぎりぎり届かないところに置くことで、うっかりでも水の中に足が入ります。

最初はびっくりしたり、
嫌がってすぐに引っ込めても「たいしたことはないんだ」とわかると
再度チャレンジするようになります。

この時に特に小型犬は、水の温度に注意します。

あまりに冷たい水だと、嫌がることがあります。

天気の良い日には少し太陽光で温めてから導入してあげるとスムーズです。

また、その水の中からすぐに出て行ってしまっても、
怒ったり無理に連れ戻したりはしません。

1~2㎝の水で自信が持ててきたら、少しずつ水かさを増していきます。

一気に水かさを増すのではなく、少しずつ少しずつあげていきます。

「あれ?さっきより深い気がするけど」というくらいの程度です。

年齢や個性によって、水量は変えていきましょう。

運動量の落ちてきている中高年ワンコにも良い運動になりますが、
予想以上に水の中は疲れるものです。

家庭用のビニールプールでは、小型犬では背中が隠れる程度、
大型犬ではお腹に着くかつかないかくらいの水量が関の山だと思います。

最終的にはその水かさで、
自由に抵抗なく水の中で歩き回れるようになったり、
おもちゃやトリーツを追いかけることが出来るようになったら、
水への抵抗感はかなり軽減されてきたと思います。

このくらいになってから、足がギリギリ付くほどの深さにチャレンジしていきます。

最初は犬用のプールや、波や流れのない池や湖が良いでしょう。

犬かきは、自然に出来る子と出来ない子がいます。

最初のうちはお腹の下で少し補助をして、
四肢を動かす練習をしてあげてください。

犬用の救命胴衣の着用もいいと思います。

次回も「犬と子供と水遊び」のテーマ、
次は「楽しい水遊びの仕方」についてお話していきます!


※関連音声はこちら

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