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#21・仔犬の性格診断ができる!?「キャンベルテスト」を知っていますか

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。


さて
今日は、【仔犬を迎える前に知っておくべき大切なこと】・第4段!

「仔犬の性格診断ができる!?キャンベルテストを知っていますか】



というテーマでお話しようと思います!

皆さんは、仔犬を迎えるときに何を基準に選びますか?
好きな犬種や毛色、値段、住環境、家族構成・・・いろいろな基準はあると思いますが、
そのうちのひとつに「性格」もあるのではないでしょうか。

犬の性格は「気質」ともいわれるもので、人間よりも生まれ持った性質が強くその性格や行動に現れます。
生まれたばかりの仔犬が、どんな性格をもっているのか?
成長したら、どんな性格の犬になるのか?

それをあらかじめ予測できるというのが、ウィリアム・E・キャンベル氏が提唱した
「キャンベルテスト」というものです。

犬の支配性、独立性、従属性などの強さを測るもので、生後5~7週目に行うとよいとされています。


実際、私もイギリス留学時代に師匠が、ブリーダーさんのところで生まれた仔犬にキャンベルテストを行っているところを何度か立ちあったことがあります。

キャンベルテストは、生後12週目までを目安に、何度かその成長過程に応じて行うと、だんだんと性格がはっきりしてくるそうです。

とはいえ、もちろんキャンベルテストの結果がすべて当はまり、その犬が結果どおりの性格と行動をする、というわけではありませんよ!

あくまでも基本的な、持って生まれた性格ということとなりますので、後天的な学習や環境の影響などで変わってくることが大いにあります。

なので、あまり囚われすぎないほうがいいのですが、基本的性格をしっておくことで、気を付けたほうがいいことや、伸ばしてあげるべき事、接し方などの把握ができるので、むしろそれを知るという目的でやってみるのもいいと思います。

さて、肝心な「キャンベルテスト」の内容をご紹介しますね。

ネットで「キャンベルテスト 犬」と検索すればいろいろと出てきますので、詳しくはそちらもご覧ください。
テストは5項目あります。

①社会生活に対する興味を調べる、「呼びかけテスト」

 
②人についてくる性質を調べる、「追いかけテスト」

 ③束縛された状態下における支配性を調べる、「押さえつけテスト」

 ④社会生活での支配性を調べる、「撫でテスト」

⑤体を持ち上げられたときの支配性を調べる、「持ち上げテスト」

これらの項目を、「dd、d、s、ss、i」」の5段階でチェックをします。dはdominence(支配性)、Sはsubmissive(服従性)、iはindepemdance(独立性)を表します。

ここからは、サイトの内容も踏まえて私個人の見解から解説しますね。

少し用語が難しいですが、5つのテストのチェック項目で、ddやdが多いほど、一般家庭では扱いにくい、少し初心者には飼いづらい犬であるとされます。

支配性という言葉がわかりづらければ、「気や意思が強い」「自分のものや場所にこだわる傾向が強い」「やんちゃで乱暴もの」と言い換えてもいいでしょう。

ただ、ペットショップやブリーダーさんで出会ったときに、一番最初にうれしそうに駆け寄ってきて、じゃれついてくるのはこのタイプです。

活発で物おじせず、好奇心の強いという利点もあるので、一緒にドッグスポーツやアクティビティをするのには向いています。

幼少期から、人との関係を安定させるためのトレーニングや、人と何かを一緒にして信頼関係を強めるトレーニングがより必要です。

「sが3つ以上」の場合は、特に問題なく飼える一般的な家庭犬の性格です。

ただ、SSが3つ以上だと、怖がり過ぎて逆に扱いづらかったり、育てにくかったりすることもあります。「服従性」という言葉がわかりづらければ、「気が弱い」「怖がり、慎重で臆病」な気質と考えてみてください。


言い換えれば、おっとりしたり大人しい犬の可能性があるので、ファミリーや少し年齢が上の方、初心者に向いています。
このタイプは、ペットショップやブリーダーさんで出会ったとき、一見「大人しい」「反応がない」「元気がないのでは」と思われがちです。おうちに来て、環境や家族に慣れるとやんちゃな一面をみせる「内弁慶」タイプでもあります。

環境の変化や新しいものごと、人、犬に対して慎重だったり臆病になりすぎたり、そこからストレスを感じることがあるので、幼少期からたくさんの経験を積んだり、物事になれる社会化のトレーニングがより必要です。


Iがある場合には、ない場合の犬よりも独立心が高く、「独立心が高い犬」はベタベタ触ったり抱っこしたり、常にそばにいることを好まない場合があります。

Iとともにddが1つ以上ある場合には、独立心と支配性がそれぞれ高いことがあり、やはり初心者には扱いづらい性格が後々出てくることが予想されます。


柴犬などの和犬に多いかもしれませんね。このタイプはペットショップやブリーダーで出会ったときに、「ツンデレ」な態度をとりがちです。「それがいい!」という人に向いています。

独立心が高く、触られることや高速されることが苦手になりやすいので、幼少期から抵抗なく身体を触らせるトレーニングや、ベッドや犬のものを守らない、口に入れたものをシェアするというトレーニングがより必要です。


これから仔犬を迎える方はぜひ、ペットショップやブリーダーさんに断ってからこの「キャンベルテスト」を行ってみてくださいね。基本的性格をある程度知ることで、成長後の予測が立てやすくなりますよ!
 



【人生は、運と縁とタイミング】 
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