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村上春樹新刊を村上春樹ライブラリーでちょい読み

各種イベントなど、ただただ羨ましいがっているだけだった村上春樹ライブラリ!
ついに行くチャンスが巡って来たのが新刊刊行翌日とは!

まぁ、ハルキストとだけは呼ばれたくねえ、なんて言うておりますが、愛読してると言ってもいいレベルかもしれません。エッセイや対談、ジャズ関係なども、内容の濃いものがあるんですよね。あと、翻訳のお仕事、それに関する柴田元幸さんとの共著、正座して読むよね。

ライブラリに集められた本は、村上本以外に、音楽、映画、建築、など、文学以外も充実。オーディオルームではジャズが流れ、和田誠さんの絵も。
すごく楽しめました。

館内では細かなお作法があり、係の人のチェックは厳しめでした。
でも、新刊本を、引きここもれる特別な椅子で読めたのが最高でした。
個人の感想ですが、第一部の2章までしか読んでいませんが、この作品でノーベル文学賞取るんじゃないですか?これまでは取らへんし要らんし、と勝手に思っていたんですが。

ご本人は全く意識してないということを再三強く言われていますので、本当のファンであればいちいち集まって待ち構える会はやめるか、取材お断りするかしたらどうかと思っていますけど。

1番好きな「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」で、当時の技量で書ききれなかったことや、その後の世界を描いたと聞けば、期待が膨らみます。読めたのは数ページではありましたが、文章のクオリティが衝撃でした。

よく読まずにどうもついていけない、と思っているひとには、川上未映子さんとの対談をまとめた「みみずくは黄昏に飛びたつ」をお勧めしてみたい。音楽好きには、「小澤征爾さんと、音楽について話をする本」を。走る人には「走ることについて語る時に僕の語ること」。

なんか去年のノーベル文学賞発表後のヤフコメが酷かったので、思わず弁解めいたお勧めをしてしまいましたが、余計なお世話でした。

小川洋子さんとの対談VTRも見られたし、オーディブルで高橋一生朗読の「騎士団長殺し」を聴いてみたり、10:10から11:40までの予約枠一杯楽しみました。

ちなみに無料!
快晴の早稲田大学文学部にお邪魔しました。ありがとうございました。

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