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トルコで知らないおじさんの年賀状を書いてあげた

2018年の新年早々、トルコのイスタンブールへ行ってきた。
観光地じゃなくても普通に道を歩いているだけで
コンニチハ~トキョ?オーサカ?と声をかけられる。
トルコには親日家が多いっていうのは本当なのかな。

イスタンブール 観光 で調べると客引きに注意的な記事が多くある。
案内するよ~と声をかけてきて、知り合いのお店に寄り
ぼったくりの買い物をさせられるやつ。
買い物してたらチャイのもう、座ってみてゆっくり考えてと
日本人なら断りずらくなる展開のやつ。

実際にどうだったのか?


本当にその通りだった。
ちょっとでも立ち止まれば、どこ行くの?と声をかけられ
お店でかわいいなんて発したときにはもうお茶が入れられてた。
実際、高額なものを買わされることもなかったし、
(相場くらいの値段だったし、みんなおしゃべり上手だった)
お茶は普通に美味しいし、タダだし、観光案内までしてくれる。
だんだんと慣れてきて、こっちはこっちで都合よく利用していた。

ブルーモスクからグランドバザールまでの道のりを案内してくれたおじさんがいた。
当たり前のように、途中のお店でお茶を飲み、目的地へ向かう。
ここでのあしらい方はもう覚えていた。
色々案内してくれたけど、そろそろ相手をするのもだるい。
適当にあしらおうとしていたら、
お願いがあると必死に引き留められる。
買い物はしないし、怪しいところにはついていかないぞと目で訴えていたら僕の代わりに年賀状を書いてほしいと言い出した。
確かに、どのおじさんよりも日本語が上手だったそのおじさん。
ここを逃したらお正月が終わっちゃう!今日書いて!と結構必死。
案内してくれた義理があるから手伝ってあげることに。

近くのチェーン店のカフェに入ると大量の名刺を持っていた。
その中から数枚を選んで、ポストカードを差し出される。
全部ひらがなでよくある年賀状の文章を書い
てくれと。
住所は漢字で難しいからそこも。
あと来年用に見本も1枚よろしくと用意周到。

年始に海外にいるときは、私も年賀状としてポストカードを送っている。
おじさんの年賀状を書き終えると、郵便局へ。
ついでに私の分の切手も買ってもらい一緒にポストへ投函。
満足げなおじさんとそこで別れた。

こういう一期一会が面白いから海外旅行はやめられない。

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