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外国でよく道を聞かれる

外国人の定義なんてものを考え始めたらキリがない。
生まれた場所、育った場所、国籍、話す言葉、見た目。
別にここで何か思想があって、深いことを語るわけではなく、
前から思ってたことを書いてみる。

外国にいるとき、道を聞かれたことがある。
しかも結構な回数聞かれている。


ソウルで聞かれた。まあ分かる。
私の見た目はいわゆる日本人。黒髪の黄色人種だ。
たぶん、韓国人だってなんとなく中国人と日本人の違いは判ると思う。
それでも似たり寄ったりだし、絶対ではない。1人でいたし。

シドニーで聞かれた。
オーストラリアは移民の国だからいろんな人種の人がいる。
アジア人だって珍しくはない。
多分なにも考えずに聞いてくれたんだろう。
実際、シドニーには住んでいたから旅行者には見えなかったんだと思う。
その後も、たびたび声をかけられてる。
でも20年以上住んでる東京で道を聞かれたことなんてない。

ロンドンで聞かれた。
中途半端な時期で、この旅行中、
日本人どころかアジア人にはほぼ合わなかった。
それでも私たちに道を聞いてきた。
このときは、大英博物館の近くで
むしろ観光客っぽい私たちが選ばれたのかも。

イスタンブールで聞かれた。
どう考えても現地人には見えない私たちに聞いてきたおばさま。
観光客だというと、だから英語が通じると思ったと声をかけてきた。
ついでに広場で小学生の女の子がお姉ちゃんと近づいてきて
外国人にインタビューの宿題があるからお願いとインタビューまでされた。

道は聞かれていないけどいきなり横断歩道で
動物になるなら何になりたいと聞かれたこともあるし、
(猫って答えたらAoesomeと言って去っていった)
公園でのんびりしてたら(のんびりしてるのが原因)
宗教勧誘までしっかりされた経験もある。

毎回不思議だなと思うのは、なんで私に聞くんだろうということ。
もし、私が道にまよったとき
あえてその土地にとって外国人っぽい人に聞くかなと。
その場所について詳しくないかもしれないし、
そもそも言葉も通じないんじゃないか。
そう考えたらわざわざ私を選ばず、もっと適した人がいるよなと。
確かに、東京に住んでて東京タワーに行ったことがない人はいっぱいいるし
だったら周辺の観光客の方が詳しいのかもしれない。
いや、でも、ねえ?

日本人の私が外国について特別感を出しすぎているのかもしれない。
それこそ英語が片言だって通じればいいし、
たとえ観光客だって、場所が分かれば問題ない。
私に道を聞いてきた人たちはなんでなんて微塵も思ってないはず。
たまたまなんだろうな~と。
それに外国にいるときの私は忙しくもないし
自由な時間を適当に過ごしてるから選ばれているのかもしれない。
だからもうちょっとのんびり生活しようかなと思う。



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