精油百花　＃３９シトロネラ

◆シトロネラの基本プロファイル

【学名】Cymbopogon nardus
【科名】イネ科
【精油抽出部位】葉
【芳香】軽い甘さがありほんのりフローラルで爽やかなレモン系の香り
【ノート】トップ
【性質】温・湿
【五行】火
【原産地】スリランカ、インドネシア、マダガスカル、中国
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】ゲラニオール、シトロネロール、リモネン、カンフェン、カリオフィレン、ボルネオール、シトロネラールなど
【作用】消毒、殺菌、強壮、抗うつ、殺虫、刺激、デオドラント、発汗、
解熱
【安全性】毒性、刺激性なし。

蒸留の際は新鮮な原料よりも乾燥させた草本の方が好まれる。（その方が香りが良い）
インドやスリランカでは軽い擦り傷や腫れの際にシトロネラの葉を使った湿布をよく使う。
この精油は洗剤、ワックス、台所せっけん、クレンザーなどに汎用される。
また虫除けとしても良く使われる。

◆心に対するはたらき
爽やかで元気が出る➡神経疲労の緩和、消耗を和らげる。
心に対しての浄化作用がある。
高揚の効果は抑うつ的な気分を明るくする作用がある。

◆サトルアロマセラピー
優しく保護してくれるプロテクションオイルとして使用すると良い。
人混みや電磁波の強い場所へ行く時や、気分的に嫌なところに行く時の
自尊心の保護のために使うと影響を受けにくくなる。
それらを受けた後でも浄化やお祓い的に使うと良い。

◆ブレンディング
イランイラン、ゼラニウム、ネロリ、ペパーミント、ベルガモット、ユーカリ、ラベンダー

◆特記
昆虫忌避作用があるため、肌着類を収納する箪笥の中などに精油を一滴垂らした脱脂綿を入れておくと害虫を寄せ付けず、衣類も清々しく保てる。
病気の末期に、身体の活力及び精神力やバランスを回復させるのに有効に働く。
病人の居る部屋での芳香拡散は微生物を寄せ付けない。
グラム陽性菌に対してはペニシリン並みの抵抗力を示すと言われる。