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精油百花 #31パルマローザ

◆パルマローザの基本プロファイル

【学名】Cymbopogon martinii
【科名】イネ科
【精油抽出部位】草本
【芳香】爽やかで柔らかくシトラス調、かすかに甘みのあるフローラル
【ノート】トップ
【性質】涼・湿
【五行】火
【原産地】インド
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】ゲラニオール、シトロネロール、ファルネソール、シトラール、リモネン、ミルセン、シトロネラールなど
【作用】消毒、殺菌、抗菌、抗真菌、抗うつ、抗感染、消炎、鎮静、細胞成長促進、
消化促進、神経強壮、子宮強壮
【安全性】毒性、皮膚感作性なし

パルマローザは刈り取ってから約一週間後に収穫量が最大になる。
(要するにすっかり乾燥した時に)
別名:インディアン・ゼラニウム、ジンジャーグラスオイル、ロシャ
バラの精油の偽和に使用されることもある。
タバコの香りづけにも用いられる。
香水業界で幅広く使用される。

《東洋医学的視点》
陰気を補う➡清熱、鎮静、保湿作用
陰を補う働きは、効果的な保湿作用となる➡潤いを必要とする乾燥肌に良い
消炎作用➡皮膚炎、湿疹、乾癬に適する。
心臓の強壮剤となり、神経系をリラックスさせる。➡心と神経系を安定させる。
「心陰」を強壮し、「神」を鎮める働き➡動悸、落ち着きのなさ、不眠症、イライラに良い作用。
「動き」と「貯蔵」の二つの性質をもつ。
熱証の緊張と過労に特に役立つ。

◆パルマローザタイプのパーソナリティ
感情レベルでしなやかな適応性、安心感を与える。
緊張している人、自信のない人、親密に愛する者が不在がちである人に適している。
依頼心が強く相手を束縛しがちで、嫉妬にかられる傾向がある人に。

◆ブレンディング
イランイラン、スィートオレンジ、サンダルウッド、シトロネラ、ジャスミン、ゼラニウム、ベルガモット、メリッサ、ラベンダー、ローズウッド

◆特記
心を落ち着かせるのと同時に高揚させる作用がある。
心をリフレッシュさせ、明晰にする力を持つとされる。
インド伝承医学アーユルヴェーダでは、精油とドライハーブの両方を使用する。
*精油➡神経痛、腰痛、坐骨神経痛、リウマチ痛に用いられる。
*ハーブ➡発熱、消化不良、腹痛び用いられる。


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