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精油百花 #16ベチバー

◆ベチバーの基本プロファイル

【学名】Vetiveria zizanoides
【科名】イネ科
【精油抽出部位】根
【芳香】甘く温か、濃厚で深い、スモーキー調。
【ノート】ベース
【性質】涼・湿
【五行】土
【原産地】南インド地方、スリランカ、マレーシア
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】ベチベロール、安息香酸、ベチボン、ベチベンなど
【作用】抗うつ、抗感染、抗リウマチ、免疫強壮、鎮静、通経、肝臓機能促進、膵臓機能促進、
【安全性】毒性、皮膚感作性なし

背の高い多年草で、株状に生える。
芳香性の繊維のような根茎が広がる➡支根がレースのように広がり、雨期には山際で起こる酷い浸食により土砂が流出するのを防いでくれるため、土壌浸食防止のために植えられる。
ベチバーの根は古ければ古いほど採れる精油の質が優れたものとなる。
また、精油自体も年を経るごとに質が良くなっていく。

《東洋医学的視点》
熱を冷まし、滋養し、鎮静させそして高揚させる。
生気説的な観点➡どの植物の根も本質的に栄養を与え、強壮し、大地に根付かせる。
滋養する➡陰を補う。
陰とは➡体が回復し、吸収し、同化する働き。
故に食欲不振や体重の減少、貧血、吸収障害に良い作用。

◆ベチバータイプのパーソナリティ
地に足をつけ、中心軸をすえ、ビジョンと知恵を与える。
強く知的で、自分の周りが良く見えています。
この世の深遠な秘密に興味があり、シャーマンや地球の謎を解くような冒険に興味がある人。

◆サトルアロマセラピー
人と大地のエネルギーを繋ぐ、活力と最勢力の源である。
ベチバーの土のような香りは、「大地」と「自分のルーツ」とが乖離している人の助けとなる。
怖気づいている人や空想にふけっている人に滋養を与える。
大地と接触する必要があり、地に足をつけ、エネルギーを集中させたい人に有益な精油。(ルートチャクラとの関連性)

◆ブレンディング
イランイラン、グレープフルーツ、サンダルウッド、ジャスミン、ゼラニウム、パチュリ、ラベンダー

◆特記
・最高品質は「ブルボン・ベチバー」と称されるレユニオン諸島の原産品。
・オーラのシールドを強化する➡オーラを浄化し、病気を近づけないようにするのに役立つ。
・別名「静寂の精油」
・血流量を増加させる助け➡赤血球を強めることを通じて体を蘇らせる。
・体全体を健康に戻す力。
・「完璧」に到達しても納得がいかないタイプの人の助けとなる。
・その芳香が虫除けにもなるため、インドからジャワ島までの女性たちは、
ベチバーの団扇を愛用する。
・「サイキック・スポンジ」にならないようにソーラープレクサスに塗る事をお勧めします。
*サイキックスポンジ➡他人の思考やエネルギーを吸収してしまう状態の事
*ソーラープレクサス➡第3チャクラ(おへその上指2~3本分の辺り)

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