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【すれ違いから学ぶ】在籍校との付き合い方

こんにちは。さなぎです。

今回は最近あった“在籍校とのすれ違い“のお話。
普段寛大な心で受け入れてくれる在籍校ですが、見事に今回すれ違いました。

「地元校に在籍する」という特殊事情があるからこそ、上手にお付き合いしないといけません。

お互いの今後のために、わたしも意見は伝えるようにしています。

それにしてもすれ違ったな…。
そんなこともありますよね。

それではゆるくお楽しみくださいませ。


週5通っていると難しいことが出てくる

息子は現在N中等部に週5で通学しています。
ということは在籍校には一切通っていません。

“義務教育上、子どもはどこかの中学に在籍した状態で15歳まで過ごす“と決まっています(一部のインターナショナルスクールなどは除く)。

N中等部の場合、フリースクール扱いのため「地元の通うはずだった公立中学校」に在籍する必要があります。

N中等部の系列校であるN/S高等学校は法律で認められた通信制高校。
高校はそもそも義務教育期間ではないため、また規定が変わってきます。

卒業までの必要な単位を取り、スクーリングなどで体育などの単位をとり、「高校卒業に必要な単位」と「3年以上の在籍」で高校卒業の資格を取得する。

一般的な全日制の高校だと、これが日々の授業参加やテストの結果で認められますよね。

では中学校はどうかというと……。

そもそも義務教育期間
前述しましたが、法律により「親は子どもに教育を受けさせる義務」があります。

学校という“条件をクリアした場所“で、一定の期間を過ごすことで小学校卒業・中学校卒業の資格を得られるのです。

N中等部はビルなどの一角にあり、運動場やプールはありません。
そのため「一条校ではない」からフリースクール扱いになるというわけ。

高校に進学するには中学校卒業の資格が必要ですから、いくらそのまま内部進学でN/S高等学校に進もうと思っても在籍校の許可というか承認が必要になります。

N中等部に週5で通学している場合は物理的に在籍校には通えません。
そのため在籍校とはときどき連絡をとり、各種手続きを行なっています。

多くは春に手続きを行います。

  • 各家庭の情報の聞き取り

  • PTA加入の有無や保険について

  • 身体測定(視力検査を含む)の案内

  • 内科検診についての案内

  • 教科書をもらうかどうか

我が家、PTAは不参加。
タブレットも学校支給のものは受け取っていません。

あくまで在籍しているだけで、名簿なども記載なしの配慮をしていただいています。

この中で難しいのが内科検診や尿検査などの健康に関するもの

尿検査はわたしが運搬係となるため、なんとかやれます。
身体測定も4月上旬でN中等部が始まっていないタイミングがあるため、そのときに済ますことが可能。

内科検診や歯科検診などは平日の授業時間内に行われますよね。
平日はN中等部に通学しているため、検診を受けにはいけません。

「なら休んでいけば?」と思うかもしれませんが、通っている場所があるのにわざわざ休んだり早退してまですることなのか?という話。

昨年は担任とも話し合い、必要であれば個人で病院に行きますということで終わりました。

見事に噛み合わなかった内科検診

さて、今年はこの内科検診で各自の意見がすれ違いました。

誰が悪いとかではなく、それぞれに落ち度があったように思います(そもそも地元校に通っていればこのすれ違いはなかったというのは抜きにしましょう、それとは話が別ですから)。

条件はこちら。

・未受診生徒の内科検診の日時と病院が指定されていた
・案内用紙には「個人での問い合わせはご遠慮ください」とあった
・検診が受けられないなら個人で受ける予定だった

本来であれば平日の授業時間内に内科検診を行いますが、参加できない生徒もいますよね。そのために別日で個人で病院に受診する枠がありました。

ただそれが平日(もちろん日にち指定)の夕方17時指定。
早くても遅くてもダメ。17時です。

息子、N中等部から帰宅できるのは早くて17時半

つまりどう頑張っても間に合いません。

その案内がわたしに伝えられたのが検診の1週間前

昨年は受けていないので、その旨を伝えたところ「もしかしたら他で聞かれることがあったり、心変わりして学校に来るかもしれないので受けておいた方が……」と言われました。

心変わりはないと思うけれど笑、息子は身体が丈夫なのでほとんど内科を受診することがない。昨年は受けてないし、念のため今年は受けておこうと担任にこう伝えました。

「指定された時間にいくのは不可能なので、別の時間はアリでしょうか?」

担任が「一度確認する」とのことで、その日話は一旦終了。

学校から内科検診を受けてほしい旨を伝えられたのが月曜

翌日の火曜に資料を取りにいき、金曜まで連絡を待つ。

検診は翌週の月火です。
つまり金曜に連絡が来なければ、月曜まで学校とは連絡がつかない。

しかし連絡がない。

いきなり時間外に訪問しても迷惑だろうと思い、個人で連絡するのはダメなことは覚悟の上で病院に確認しました。これが土曜の朝。

院長に確認し、病院からは折り返しの電話で「大丈夫ですよ」と許可をいただきました。

そして検診当日、月曜の朝。

病院から学校に「個人で交渉されるのはダメだから検診は受けられない」旨の連絡があったそう。

学校からわたしに「お母さん、勝手に個人で連絡しないでください」と電話が。

やいやい!待てぃ!

このときわたしがふと思ったこと。

『すれ違うときは見事だなぁ……』

(わたしの心の声)

物事を妙に客観視するタイプなので、学校から連絡をもらったとき何も思いませんでした。ただただ“噛み合わなかったなぁ“と。

伝えるべきことは伝える

今回の件でわたしが唯一モヤっとしたのは学校側が「親が勝手に連絡した」という前提のもと、学年主任からわたしに連絡をしてきたこと(担任は検診当日お休みだったらしいけれど、それなら余計に金曜までに連絡欲しかったなぁ)。

ここはしっかり訂正させてもらいました。

・学校からの案内はしっかり読んでました
・確認すると言っていたので待っていました
・しかし金曜になっても連絡がありません
・次連絡が来るとしたら月曜で急過ぎる
・突然時間外訪問は失礼だから連絡をした
・しかもそのとき病院側も了承していた

(伝えることは伝えねば)

この一件、それぞれが少しずつ落ち度があります。

・わたし:個人で連絡をして交渉してしまった
・担任:確認すると言ったのに連絡しなかった
・病院:時間外も受けられると回答してしまった

みんな少しずつダメ

学校からの連絡は学年主任からでした。
つまりまったく関係なかった人物

そりゃ客観的に見たら「親が勝手に時間交渉した」と思うでしょう。

それではわたしが心外です笑

訂正とともに伝えたことがあります。

・物理的に受けられない健診についての扱い
・確認するならしてお互い連絡を取り合いたい
・今後進路で必要なことは密に連絡を取り合う
・なるべく時間にゆとりを持って連絡する

基本は連携をとりたいのです

わたし、もともと時間にとても細かいタイプ。
だからN中に進学するときも小6の夏から小学校と連携をとっていました。

中学校に「まだ先のことだから」と言われつつも、あとから迷惑をかけることになるので伝えることは伝えていました。ちょっとウザかったとは思います。

今年は担任の先生が割と時間にルーズで。
尿検査の件も検査の2日前に電話をしてきて「容器をとりに来てほしい」と。

月曜に連絡され、火曜に容器を取りに行き、水曜が尿検査。
尿検査といえば朝イチで持っていかねばなりません。

さすがにそれは急だよ……こちらにも予定がありますよ、と思いつつ。

でもそもそもわがままを言っている手前、主張するのはナンセンスだと思い、なんとか予定を調整して学校に訪問しました。

在籍校がフリースクールを寛容に受け止めてくれていることは本当に感謝しています。

ただ急な連絡されるのは別問題ですし、今回に関しては連絡を待っていた部分もありますよね。

ここで学んだのは、
・わたしも無理なことは無理と伝える
・その上で話し合い、やれそうならやる
・確認を約束したならやりましょう

口約束もいけないなとも思いました。
しかし学校側のメールアドレスが1つしかないらしく、個人に伝えるのは難しいとのこと(N中等部からのレポート用には許可されています)。

メールが無理なら、やはり電話しかない。

どうしても立場が下だと思っていたので、わたしも変に下手に出ていました。
違いますね。わたしも同等の立場にいないと相手を困らせてしまう。

とはいえ病院にも突っ込みたいことはあります。

「問い合わせたときに断ってよ!」と。
これも学年主任に冗談まじりに伝えておきました(嫌味?笑)。

来年はしっかり話し合って調整しようと思います。
で、無理なものは無理と諦めて個人で受けます。

人生は学び。

こうやってすれ違いがあったことでまたひとつ学びました。

この件でモンスター認定されないかだけ一抹の不安がありますが笑、今回間違ったことあまりしていないような気がする。うん、たぶんそう。

とりあえず“他人に期待せず、日頃の行動を気をつけよう“と誓います。

さて、切り替えて息子にはN中等部ライフを楽しんでもらいましょうかね。

今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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