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マイストーリー#3

マイストーリーの最終回です。

引きこもり主婦とパート生活を繰り返していた私の結末はいかに?お楽しみくださいませ。

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パートの存在って何?

どの業界も人手不足が叫ばれる中、私の働く職場も同じような状況が起きていました。頼りにしていた先輩の介護退職や長期休暇の方がいらっしゃる影響で、パート人員が足りず休みずらい状況が続きました。

ここで私がパートでの働き方に疑問を持つ出来事が起きました。同僚が遠くに住む親の死に立ち会うことが出来なかったのです。毎日が忙しすぎて、一人欠けても大変な状況。休むと言えなかったようです。

社員の皆さんは規則で定期的な休暇もあれば、急遽休むことも出来ます。パートでも体調不良のときは休むこともあるでしょうが、親の死に目にも立ち会えないの?それすら言えないような空気感、環境、制約・・・全てに疑問を持ちました。

言えばいいじゃん。と思われるかもしれませんが、日本人の「空気を読む」という気質がこういった結果を招いたと思います。これまで、パートだから仕方ない、働かせてもらっているからお給料もらえるだけありがたい、とむりやり思い込ませ、本当の感情にフタをして生きてきた自分が情けなくなってきました。同僚の事実を知っていたら、無理にでも休ませてあげたかったと、今でも悔やまれる出来事です。

転勤

転居後3年目の12月に夫の転勤が決まり、年末に引っ越すことになりました。金融機関の年末といえば、猫の手も借りたいほどの忙しさです。ここでも空気を読み、なるべく迷惑をかけないように引っ越し当日まで働くことにしました。

引っ越し業者との立ち会いは夫にお願いし、職場の皆さんから頂いた大きな花束を抱え帰宅すると、部屋は空っぽになっていました。これまでは、引っ越し関係は妻の役目。だから12月は働かないと決めていたけど、夫も融通を利かせてくれるんだということが分かったのは大きな収穫でした。

私を変えたもの

新天地では前から興味があったコーチングを学びたいと思っていました。「答えは自分の中にある」という考えが好きで、それを実体験したかったし、私自身も相手の方の答えを引き出せるようになりたかったのです。しかし、今の住まいから隣県のコーチングスクールへ通うにはアクセスが悪すぎたため、いったん保留に。この時点では、やらない言い訳をしていました。

そこで期間限定の仕事を始めたところ、二度とパートはしない!と決意する出来事が。パートのメンバーの中に人間性を疑ってしまうような発言をする方が数人いらして、そのネガティブなエネルギーに翻弄され疲弊している仲間たちがいたのです。「もうこのエネルギーを浴びるのは無理・・・」本気でパート生活をやめようと決めました。

チャンス到来!

パートの契約が終わると同時に、夫の転勤。転居先は、なんとコーチングスクールがあるエリアでした。引っ越し後、夫に初めてコーチになりたいと伝えたら、反対されました。チャンスが目の前にやってきたというのに、ドリームキラーが目の前にいるとは。

否定されてしまった私は、私の存在って何なんだろう?と考え始め鬱々としていました。気がつけば10年も引きこもりとパート生活の繰り返し。ようやくやりたいことを見つけたのに、チャレンジもせずにこんな生活をずっと続けるなんてあり得ない。私、今までなにやってたんだろう?何に怯えていたんだろう?そう気づいたとき、私の中で何かが弾けた気がしました。

「こんな生活もうイヤだーーー!」

とめどなく涙があふれ出てきました。私は、「主婦だから仕方ない。結婚してもらっただけありがたい。転勤妻だから仕方ない。」そんなとんでもない言葉を自分に浴びせ、本心と向き合うことから逃げていました。自己評価も低く、本当に言いたいことも言えず、心の中にフタをして、表面的には幸せな妻のふりをして作り笑顔で過ごしてきたのです。

夫に反対されてもいい。我が道を行く決意をしてコーチングスクールの門を叩きました。ビジネスマンに囲まれ場違いだったかも?と思いつつ、講師や仲間にも恵まれ今に至ります。

一時期、夫とは冷え切った関係性になってしまいましたが、今では良き理解者です。

引きこもり主婦のbefor⇒after

新婚当初は外的要因で引きこもり主婦になってしまったと思っていましたが、今思えば自分が弱かっただけのこと。現在はやりがいのある仕事に出合い、主体的に生きているお家大好きな引きこもり主婦&コーチです。

私自身HSP体質ということもあり、この生活スタイルは自分に合っています。コーチという職業に出合ったことで、ようやく自分の軸で生きられるようになりました。これまでの人生経験すべてひっくるめて私。このリソースを活かして生きていきます。

最後に

「主婦も立派な職業です」

コーチングスクールの恩師がおっしゃった言葉です。この一言が、私の人生を大きく変化させました。誰と出会うか、誰から学ぶかで人生は好転しますね。

私のストーリーがどなたかのお役に立てれば幸いです。

今後は、夫を味方につける方法や、HSPと上手に付き合う方法、コミュニケーションについてなど、様々な角度から発信していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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