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秋の庭、柿渋
うちの庭の小さな実り
安曇野西山麓のこの辺りは、猿が毎日のようにやってくるので、野菜や食べられる果実は植えられません。りんごなどの栽培地域は集落ぐるみで猿の追い払いをしていますが、うちのあたりは元々別荘地なので、猿にとっては居心地のいい場所なのかもしれません。
そんなわけで、うちの庭ではとても小さな実りしかありません。
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右のグリーンの鞘、下にまだ青いタネがついています。
真ん中の黒い鞘、だいぶ熟して来たところ。
熟すと左のように鞘が開き、風などで揺れると、ちょっと遠くにタネが飛んでいきます。
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またそのうち載せます。
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実をお茶にして飲むらしいのですが、飲んだことはありません。
ちょうど熟して来たので、飲み頃かもしれません。
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この蝶は、しばらくここにたむろしていました。
よく見ると、羽の下がボロボロ、、、蝶々も大変なんだ…
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近所の若いご夫婦が、手作りモンブランとこだわりのコーヒーを持って、
お茶しに来てくれました。
モンブランの上には、栗の渋皮煮。素材からこだわって作った体に優しいケーキです。
わたし風、柿渋の利用
柿渋は、天然のワックスとして古来から利用されて来ました。
最近では、新型コロナウイルスを無害化させる作用があることが発見されたそうです。
防腐作用があるため、即身仏(ミイラ)に塗布したり、魚網地釣り糸の防腐と強度を増すために古くから用いらてきたり、木工品や木材建築の塗装の下地塗り、外壁の塗装にも使用されたりしてきたそうです。また、紙に塗って乾燥させると硬く頑丈になり防水機能も果たすようになるため、うちわや傘の材料として用いられていたとのこと。
そこで、私はクラフトバンド(紙紐)で編んだ籠バッグに、柿渋を塗って使っています。
グラフトバンド手芸では、それこそいろいろな色の紙バンドがあって、カラフルなカゴを編むことが流行りですが、私は、シンプルにクラフト紙色の紐で編んで、柿渋をったカゴが大好きです。
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写真は一番シンプルなバッグで、いつも持ち歩いているものです。
実は、本物の山葡萄のカゴ編みを教えてもらった時に練習用に編んだのが、このカゴです。網代編みと、もじり編みの練習をしました。
クラフト色の紙テープで編み、柿渋を3回ぐらい塗ると、ベージュ色がこんなに素敵な色になりました。
実は、ずっと何年も使っていたので、角のところや持ち手のところの柿渋が剥げてきてしまっています。(剥げたところが元のテープの色)
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柿渋のいいところは、剥げたところに再度塗ってあげると新品のようになるところ!昨日、塗り直しました。
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持ち手が剥げていたので、ついでに柿渋を塗り直しました。
柿渋は、こんな風に優れものです。遠目には本物の山葡萄のカゴと間違えられることもあるほど、いい感じの色合いになるので、柿渋、気に入っています。
柿渋は、自分でも渋柿から作れるようですが、とても臭いとかで、私は、市販の『無臭柿渋』を買って使っています。
ところが、使わないで残っていた無臭柿渋、2年程経ったら、寒天ゼリーのようにプルンプルン状態になってしまいました。
水で薄めてみましたが、カゴに塗るにはダメそうです。柿渋染というのがあるらしいので、プルンプルンのゼリー状の柿渋をぬるま湯で溶かして、布を染めてみました。
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ゼリー状の柿渋は、結構ぬるま湯で溶けたのですが、まだ固まりが残っていたりで、ムラのある茶色に染まりました。
知り合いで草木染めをやっている方から「鉄か銅で媒染すると濃くなる」と聞いたので、焦げ茶色になれば、ムラも目立たないかなあと思い、鉄媒染液につけてみました。
そうしたら、、、なんと黒色になってしまいました…
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茶系にするなら、銅媒染の方がよかったのかも、、、でも、黒色はそれはそれで良いかもしれません。そのうち何か作る際に使うことにします。
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