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Don't panic!(パニクるな!)

まず、コビットと可愛い名前がついたのだから、もっと使ってあげたら良いのにと思う。そしてコビットちゃんはもう我々の近くにいるのだし、慌てる必要はない。

オリンピックやるために、政府は感染者数を増やしたくないし、利権などの都合もあって、検査のキャパを広げようとしない分、報道の数が感染者というだけで、実際のところ、コビットちゃんは近くにいるだろうし、そろそろnoteにも「コビットもらいました」という体験記事があっても良いのではないかと思える。

自分のような者には、肺炎死よりも、貧困死の方がより切実な問題ではあるから、手洗いとか睡眠とか、日常生活に留意しながら、普通に仕事して毎日を過ごすしかない。パニックになれるのは、選択肢がある人々で、貧乏人には縁の遠い話だと。そんな黄昏を内に秘め、オジサン一人でちょっとキラキラ感もある「イルカ島」に立ち寄ったのです。

河津桜を見て、海岸を散歩したのが、赤丸のあたり、その帰り道にイルカ島があります。

祭り割引¥200オフ。¥1000だとしても、ここのコスパは相当良いと思う。サンシャインは¥2200で激混み。ここは、あんなに人もいないしね。屋外だし対コビット的にも良かろうね。

オードブルにまずペンギン鑑賞。僕は歩き方がペンギンっぽいらしく、しばしば「こら!ペンギン!」と罵られることがあるため、ペンギンには情が湧く。誰がそう呼ぶかは言うまでもないでしょう。

今どき流行りの「ふれあいコーナー」ナマコと親しみました。こんくらい大きければ温泉で堂々とできるのになあ。男子諸君なら同じような感慨を抱くはずです。

さてメインのイルカ。水族館じゃなくて、巨大な生け簀だし、水も綺麗だから環境も良いでしょね。ツヤツヤに張りもあって、元気いっぱい。

口を開けたイルカは、哺乳類って感じがします。犬にも似ている。

仲間もいて良いよね。それにしても、ここにいるのは、カップルとファミリーが大半。他は女子ズとかで、オジサン一人というのは完全に浮いている。黄昏が加速します。

あっ!ウンコした。やっぱりイルカも、そういう時は端っこの方が安心できるのかなぁ。人間も大は個室だけど、小は端っこが落ち着くよなぁ。あのバリアフリー手すり付きでもね。

魚もたくさんいます。結構大きいので、イルカのウンコを食べた小魚を食べてると思われます。

あしかです。立ち泳ぎしながら、瞑想ですかね。いったい何歳なのか分かりませんが、オヤジの渋みを感じます。

カモメもたくさんいます。鶏肉にはお世話になっているので、魚よりも先に味についての妄想力が働いてしまいます。

さて、イルカショー。晴れの舞台に、なんだかイルカも艶めいているようで、やる気を感じます。

ジャンプ!そこで脳裏を過ったのが
「さようなら、いままで魚をありがとう」
そして、ちょっとした戦慄。このセリフはダグラス・アダムスの「銀河ヒッチハイクガイド」のモノ。映画も良かったんだが、日本人ウケはイマイチなんだよなぁ。超名作なんだけど。

親切な方が日本語訳をされています。

物事は必ずしも見かけの通りではない、ということは、重要かつよく認知された事実である。例えば惑星・地球では、人類は自分たちを最も知能の高い惑星の支配種族だと考えてきたが、実際には地球で3番目に知能の高い種族だった。

2番目に知能の高い生物はもちろんイルカである。興味深いことに、彼らは地球の破壊が差し迫りつつあることをずっと以前から知っていた。

イルカ達は人類に危険を報せようと何度も試みたが、彼らのメッセージのほとんどはサッカーボールを弾いたり、エサを求めて鳴き声を上げる面白い芸だと誤解されてしまった。

結局、彼らは諦めて独自の方法で地球を去ることに決めたのだった。

イルカ達の最後のメッセージは、フープをくぐり抜けながら米国国歌をハミングしつつ二回転後方宙返りを決めるという、驚くほど洗練された芸として誤解されてしまったが、実際の内容は次のようなものだった:

「さようなら、今まで魚をありがとう」

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さようなら 今まで魚をありがとう

こんな結末になってとても悲しい
きみたち皆に警告したのに なんてことだ

僕たちより知性が低いんだね
だから敬意を払えないんだろう
自分たちの周りで起こっている、自然の驚異に

さようなら さようなら
今まで魚をありがとう

もうすぐ世界は破壊される
イライラしても何の意味も無いよ
あおむけに寝転がって
まわりで地球が溶けていくのに任せよう

マグロ漁船の網は嫌いだったけれど
君たちはたいてい僕たちに優しかったと思う
特に小さい子供と、妊娠した女性はね

さようなら さようなら さようなら
そして今まで魚をありがとう

ひとつだけ最後にお願いをしていいなら
おいしい魚を食べたいな
ひとつだけ変えられることがあるなら
私達みんな歌を学んでいたでしょう

さあ みんな集まって
人類も、他の哺乳類も
ひとつの列になって
生命の巨大な遺伝子プールに飛び込もう

さようなら さようなら さようなら
そして今まで魚をありがとう

 引用元:「So Long, and Thanks for All the Fish」

物語は、地球が銀河ハイウェイの建設予定地に当っていて、工事開始に伴い取り壊されるという、地球滅亡からスタートする怒涛の展開。
人類は滅亡を2分前に知り抗議するも「破壊することはアルファ・ケンタウリにある出張所に地球年で50年前から公示されているから、政治に興味ないのはダメだよ」と却下され爆破。

で、運良く生き残った主人公が「銀河ヒッチハイクガイド」という本を手に、宇宙を冒険する話。
その表紙に書いてあるのが、

Don't panic!

今日は黄昏ているから、パニクることもない。コビット陰性でも、すぐ罹患するかもしれないし、陽性でも、よっぽどじゃないと入院できないだろうから、家で一人寝てるしかないだろう。どっちにしても選択肢はない。
そもそも検査するにしても、なんだか体調が悪いから検査するのであって、ここ最近でダルい日というのは「飲み過ぎと食べ過ぎ」に起因したものと明らかだ。
よくよく考えてみると、そもそも僕は病弱で何回も入院してたし、毎年のようにインフルエンザかかっていたのだけど、山登りが頻繁になりだしてから、お世話になるのは歯医者くらいだ。

今週はちゃんと行かなきゃね。傾山楽しみだ。

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