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自分の意見がないことに気づいてしまった

①意見がないってどういうこと!?

私には、自分の意見がなかった。

正確には、自分の意見として話をしているけれど、
私が本心で思っていることではない
・・・
と気づいたのです。

すごく小さな話なのですが、
例えば、こんな会話をよくしていました。

夫「今日の昼、何食べる?」
私「(子供が喜ぶから)ラーメンにしようか」

上司「どうしたいってこと?」
私「(上司はAの企画を推していたから)
  Aの企画を進めたいと思います」

友人「週末、おしゃれなカフェに行かない?」
私「(カフェよりビールがよいが)いいね~!!」

どれも、私の意見ではないです。

何も考えずに発言するのなら、
私は、
「焼肉が食べたい」
「Bの企画がよいと思う」
「ビアガーデン行きたい」
となるはずで・・・。

でも、今までここにあまり違和感を
感じていませんでした。
私自身、特に強いこだわりはなく、
「まぁ、いっか」と思えていたのです。
(思い込ませていた)

②なぜ、本当の意見を言えないのか

では、なぜ、私の本当の意見を
言えないのか(言わないのか)
を考えてみました。

非常識、自分勝手だと思われるのが怖いから
 (焼肉食べれたら嬉しいけど、
  子供は全く食べないし、網が熱くて危ないし、
  子供を優先しないのはダメだよな)
・自信がないので、否定されるのを避けたいから
 (Bの企画がよいと思うのは、私の考えで、
  上司の方が経験あるし、否定されるだろう)
・私が犠牲になれば、相手は喜ぶと思うから
 =私は良い人になれる
 (ビアガーデンって言ったら、
  せっかくカフェ提案したのに、って
  残念な気持ちになるだろうな)

「まぁ、いっか」と
いつも自分をよく見せたり、
苦手なことから逃げたり、
していたのだと気づきました。

更には、そんな私の行動は、
相手を喜ばせているに違いない!
我慢することはよいこと。
(親からの教えを忠実に守る・・・)
私って、なんて良い人なんだろう~
きっと周囲からは良い人だって思われている!
と真面目に思っていました。

今となっては、
良い人を演じているだけで、
恥ずかしい・・・と思っています。

③どうして、意見がないことに気づいたのか?

・環境が変わったこと
・自分自身を見つめなおしたこと
が大きく影響しています。

現在、アメリカで大学に通い、
英語を習っているのですが、
授業の中で、先生が色々な質問をします。

先生「仕事、働き方について、君はどう思う?
   日本は長時間労働だよね?なぜ?君は?」
私「どう思う・・・?確かに、アメリカに比べると
  長時間労働です。私は・・・。(出てこない)」

英語だから言いたいことが出てこない訳ではなく、
日本語で考えても本当に意見が出てこなかったのです。
(ちなみに、英語自体も出てこない・・・w)

頭の中で考えたことは、
確かに長時間労働という事実はある。
私は長時間労働をしていたこともあったけど、
なぜだっけ。周りがそうだからだっけ。
今は長時間労働はよくない空気だよな。
私は、どう働きたいんだっけ。
(頭の中ごちゃごちゃ)

他の生徒は、
ペラペラと意見を主張します。

生徒「僕の国では、9:00-15:00が一般的で、
   皆、家庭を大事にするよ。
   でも、僕は仕事好きじゃないから、
   週4日で働きたいし、そうしているよ。」など。

私は、一生懸命、模範解答になるような
意見を考えていたのです。

でも、教室ではそんなこと求められていないし、
どんなことを言っても、否定なし、
むしろ面白いね!となる環境です。
(多国籍なメンバーで構成されているので)

なんだか、
頭で色々考えて言葉を出すよりも、
パッと私はこう思う!と言える方が
楽だなと思えてきた
のです。

アメリカという、
自分の常識が全く通用しない環境、
個々を尊重する環境が、

私に勇気を与えてくれました

更には、
自分を変えたいという想いもあって、
自己内省に時間をかけていたので、
いかに自分が他人軸で承認欲求が強いのか
ということもよく理解できました。

やっぱり、こんな自分を変えたい!
自分軸を持って、自分らしく生きていきたい!

そう強く思ったのです。

しかし、今までずーーーーーっと
他人軸で生きてきた私にとっては、
自分軸というものが何なのか
正体不明で、迷走しながら
自分をアップデートしています。

次回は、自分軸を持つために、
実践していることを
書いてみようかな~と思います!

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