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この「ほ~!」ってなに!?

先日、自分の「聴く」(セッション)を
「聴く」を大切にされている方々と
一緒に振り返る機会をいただきました。

「まず、ちゃんと聴く。」の
著者である櫻井さんとともに、
自分のセッションを紐解く……
という嬉し、恥ずかし、感謝の時間。

たくさんの気づきと学びがあったので
残しておきたいと思います。


「聴く」ってなんだろう

そもそも、
「きく」って当たり前じゃん!

日常生活に、普通に存在していて、
意識すらしたことないけど!

なんてこともあるのでは。

数年前の私はそうでした。

できるとか、
できないとか、
そういうものではないような……。

そして、きくよりも、
自分の意見を持つこと、
言うことの方が、
重視されているような……。

でも、そもそも
「きく」の解釈が違いました。

「きく」には種類があります。

「聞く」:音や声などが自然に耳に入ってくること
「聴く」:積極的に注意深く耳を傾けること

日常に意識せず存在しているのは「聞く」で、「聴く」は意識しないとできないこと。

「聴く」を学んで、
「聴く」に触れていくうちに、
ちゃんと「聴く」って
実は話すこと以上に難しくて
大事なことなんじゃないか!?

と思うようになりました。

「聴く」との出会いはこちらより。

何に意識を向けるのか

「聴く」時に、
何に意識を向けるのかで、
出てくる言葉(問いや感想)は
変わります。

そして、出た言葉次第で、
その後の展開も変わってきます。
(話が、良い方向に進むこともあれば、
 意図しない方向に進むことも……)

「聴く」時には、
相手が見ている景色を
一緒に見る、感じることを
意識します。

相手の関心に私の関心を
向けていくことを意識します。

すると、自然と出てくる言葉は、

それってどういう状態なの?
なにがそうさせるの?
どんな感じ?

もっと知りたい!
教えて!

という状態になります。

話を聴いていくうちに、
あぁ、こんな景色なのかな~
こんな風に感じているのかな~
と感じられるようになるんです。

すると、そこに、
自分を重ねて、
(相手と同じ位置で)
私はこんな風に感じるよ、
こんな景色も見えるかも、
と伝えられるようになります。

「聴く」時、意識は常に、
相手の関心に向けていたいと思っています。

でも、実際は……

とはいえ、
私自信の関心がムクムク
出てくるときもあるんです。

答えがない(明らかになっていない)ことを
一緒に探していく感じ、
好きなんです。

相手の関心と、
私の関心が、一致している状態。
(完全一致とはいえなくても、
 かなり近しい状態)

相手は何を見ているんだろう?
と相手に質問しているようで、
私自身にも質問している感じ。

感覚としては、
相手の中にすっぽり入っている自分。

身体は相手だけれども、
自分の意思や感覚はある感じ。

なんかちょっと理解不能な
怪しい表現になってしまいましたが、
こういう状態になると、
自分も相手もごっちゃになってきて、
出てくる言葉は無意識になるんです。
(考えて出てくる感じではない)

私の場合、
こういう状態になるには、
それなりの時間と関係(相手理解)が
必要で、こういうセッションは、
なかなかないと思っています。

なるほど

そんなことに気づけたのは、
振り返りの機会をいただいたから。

第3者の視点(一部、自分の視点)で、
気になった言葉やシーンを
ピックアップしていただき、
使った言葉、表現、声のトーン、
一つひとつを振り返ります。

・どうしてこの言葉をチョイスしたのか?
・この時、どういう状態だったのか?
・何を考えていたのか?
・トーンが違うのはどうしてか?
・その言葉が、相手にどんな影響を与えたのか?
  (受け手の捉え方や反応)

セッション中は、
全く気にも留めていなかったし、
録音を自分で聴いたときも、
引っ掛からなかったポイント……。

でも、
改めて聴くと、「たしかに……。」
なんでだろう?
と考え始めます。

意識せず、
無意識に出している言葉が多いこと!
その時は無意識だったのですが、
よくよく考えると、そうしている
理由がちゃんとあるんですよね。

・もっと意味を知りたかった
・認識合わせをしたかった
・整理したかった
・純粋に私が気になった

無意識でとっさに出てきた言葉にも
出てきたのには理由がある。

そして、その言葉が、
相手にどんな影響を与えているのか、
これを知れたことが、
とっても大きな学びになりました。

出した言葉をきっかけに、
思考が広がったり、深まったり、
新たな視点を得ることに繋がっているのが、
とても嬉しく感じました。

「聴く」のカタチは色々で、
全員に当てはまる正解はないんだよな~
と改めて実感もしました。

さいごに

タイトルに、
『この「ほ~!」ってなに!?』
と付けました。

これ、
今回の振り返りで
ピックアップ頂いた言葉のひとつです。

自分では
全然気にも留めていなかったのですが、
1箇所、この「ほ~!」だけ、
明らかにトーンが違ったんです。
(浮ついた感じで、高めのトーン)

これってどんな「ほ~!」なの?

と問いをいただき、考えました。

あ、私、「ほ~!」って言いつつ、
言っていることがよくわからず
頭の中にハテナがたくさん浮かんでいて、
「どういうこと???」だったなぁ。

「どういうこと?」ってストレートに
質問せず、敢えて(全く意図はなかったけれど)
トーンを変えて、出した私……。

どうしてそうしたんだろう。笑
(自分でもよくわかりません)

その「ほー!」を受けて、
どういうことなんだろう?って
考え始めるお相手(と私)。
(面白い!なぜか疑問が
 伝わっていたようです。)

無意識を振り返ることは、
とても面白いし、学びがいっぱい!

貴重な機会に感謝です。


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