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出生時間がわかって嬉しい話

出生時間とは?

お母さんのお腹から、オギャアと出てきた瞬間の時刻ことだ。

普通に暮らしてれば、出生時間がわからなくても何も困らない。
生年月日さえわかっていればイイ。


しかし私には出生時間を知る必要があった。

理由は、占いである。

西洋占星術では、生まれた時間は必須クラスだ。

出生時間がわからないと、占い内容の半分しかわからないのだ。

出生時間が数分変わるだけでも、占い結果がだいぶ変わってしまう人もいる。

そのため西洋占星術では、極めて詳細な出生時間が必要なのである。
「だいたい15時くらい〜」とかではダメなのだ。


私は母子手帳を紛失しており、生まれた時間がわからない。
親から聞いた「昼頃に生まれた」という言葉が唯一の手がかりだ。

なので11時〜13時くらいにアタリをつけて西洋占星術を独学で占っていた。
11時〜13時までの間で、30分おきにホロスコープを出してみて、その中で一番しっくりくる時間を、出生時間と仮定して占っていた。

相当熱を上げて学んでいた。
自分を知るのは楽しいし、未知の才能や得意分野が見つかる可能性もある。
実際に占ってみたことで、得意なことが見つかったので既に着手している。

しかし、しばらく占ったら満足してしまった。
本当の出生時間のホロスコープではないから、というのもある。
どれだけ頑張って占い結果に繋げても、それはあくまで仮なのだ。

出生時間がわからなくても大体のことはわかるが、より細部まで知りたい場合は結局正しい時間が必要なのである。

(出生時間がわからない人向けの占い方もあるらしいが、私はそこまで詳しくない。それにやっぱり本来のやり方で占いたい)


占い好きの知人にそのことを話してみた。

「誕生した時のアルバムを見てみたら?もしかしたら生まれた時間が書かれているかもよ。」

それは一理あるな…と思い、アルバムを確認しようと思いつつも忘れていた。
それから数日経過した後、ふと急にアルバムを確認しようと思い立った。
しかも風呂上がりで髪をドライヤーで乾かしている最中に。

「書いてあるわけないよな〜」

と期待はせずに最初のページをめくった時に目を疑った。

出生時間が書かれていたのだ!

「きゃー!!!!!」

家人にこの事を喜んで伝え、しばらくキャーキャー言いながら、濡れた髪も乾かさずにアルバムを見つめていた。

まさか本当に書いてあるとは思わなかった!

この後やる事はおわかりだろう。
ホロスコープを出すのである。


ちなみに仮定した時間より、2時間早めに生まれていた。
そのため予想外の結果となった。

知性やコミュニケーションを知る水星星座というものがある。
仮定では乙女座だったが、本当は獅子座であった。
この違いは大きい。

アセンダントハウスというものがある。
これこそ出生時間によって知ることができる。
ハウスを知ることで、特に人生で活躍する重要となる背景が分かるのだ。

これが分かるのと分からないのとでは全然違う。


本当の出生時間が知れたのが嬉しくて、しばらくは「新・myホロスコープ」を眺めてニコニコとしていた。

千と千尋の神隠しで、千が本当の名前を思い出した時の気分のようだ。


さてさて、これからは新たなホロスコープを解読するのに時間を費やすことになる。
なんなら未来を占ってみるのも面白い。

西洋占星術に再び熱をあげることになりそう。
嬉しい誤算だ。

出生時間をアルバムに書いてくれた父と母に改めて感謝である。

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