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ワタクシの本名

名前というのは、親がこういう子に育ってほしい、と願いを込めてつけられるものである。

しかし親の遺伝があるため、大体もって名前の意味とは逆に育ってしまう。
親が、自分はそうではなかったから子どもにはそうなってほしい、と「学くん」と名付けられた子は親と同じように学ばない子に育つのである。
(と私がめっちゃくちゃテキトーに書いているが、そんな感じの話を確かドラマ『ガリレオ』で福山雅治がセリフで言っていた気がする。めちゃ受け売り。)

私は「佐奈」という芸名でやっている。
本名は、「熊井佐那子」と言う。

私の名前の由来は、坂本龍馬の婚約者だった女性の千葉佐那さん。

ちなみに大河ドラマ「龍馬伝」では、貫地谷しほりさんが佐那さんの役を演じられていた。
千葉道場という道場の娘さんで、女性にも関わらず剣術にめちゃくちゃ長けていたらしい。
最初道場にやって来た龍馬をボコボコにしてしまったといったエピソードが龍馬伝の中でも描かれていた。
その道場で出会い、距離を縮め、そんな二人は婚約に至ったわけである。

芸名は、画数を調べて「奈」の方が良さそうだったのでそちらにしたが、本名は千葉佐那さんと同じ「那」という漢字である。
(本名に関してはこちらの方が画数がいい)

当時「龍馬がゆく」という、絶対に坂本龍馬について書かれているに決まっている本を読んでいた父親は、その物語の途中で出てきた女性の名前「さな」という響きが気に入り、名前に取り入れたのだそう。

そして名前をつけたのち、本を読み進めていくと衝撃の事実が発覚する。
実は坂本龍馬は婚約したにも関わらず、その後「おりょうさん」という女性と駆け落ちしているのだ。
一方の千葉佐那さんはというと、龍馬のことを想い続け一生独身だったという。

名前をつけたのちに一生独身だったという事実が発覚し、父親は「あ、やべ」となったそうである。

今のところ名前の通り独身を貫いている。

27歳にもなって彼氏なしセフレありの私は、名前の通り今のところ一生独身になる可能性大だ。

お父さん、私は誠実に名前の通りに生きていくよ!

さながゆく!!!

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