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輪島のユリの花

今朝は輪島からこちらへ避難してきているシニア世代の女性の話を聞かせて頂きました。

何度も自分で車を運転して輪島にある自宅に戻り
必要なものを取りに帰ってるそうです。
輪島まで片道100kmほどあり
途中混んでる場所もあるので計算では片道2時間ほどとなっていますが
実際はもっとかかっていると思います。
荷物を積んで日帰りで戻ってくるそうです。
実際泊まれる所も空いていなく
知り合いが泊まっていけば良いよと声をかけてくれるけれど
何度もお世話になるのは気が引けるそうです。

私は運転が苦手なのでそれだけでもすごい事だと思います。

地震前に植えたプランターのユリがあり その乱れてしまったユリを綺麗に整えこちらへ少しずつ運び
毎日「綺麗に咲くんだよ!」と声かけて水やりして いたそうです。

そして現在
とっても綺麗に開花して
今住んでるご近所さんからもとても綺麗だと喜んでもらえて
ご近所さんを笑顔にしています。
周りに百合がないのもあり珍しさもありますが何本も並んで咲いてるユリはさぞかし綺麗だろうと想像出来ますね。
時々「写真撮らせてください。」と声もかかるそうです。

地震を経験したユリの花は
能登への復活の想い
希望の花だと思います。

「どうぞ車の運転 休み休み気をつけて。 無理だけはしないようにしてくださいね。」
こんな言葉しか言えませんでしたが
本当に能登の人は強い❣️

「良かったら今度
そのユリのお花の写真撮して
見せてください。」

そう声かけたら
とても素敵な笑顔を見せてくださいました。

今もなお大変な中
日々を過ごされてる方々を思うと
不平 不満 愚痴等
言ってる場合ではないなぁと
気が引き締まりました。

当たり前なんてない
今あるものに感謝の心を忘れずに


能登の百合
負けてたまるか
希望花

彼女をみてそんなメッセージが浮かびました。

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