私の人生は、私だけのもの。vol.2
前回までのお話はこちら。
11月のあの日。
在宅勤務ながらも、忙しい日を過ごしていたあの日。
大学も辞めてしまい、今後は働いていくと言って働き始めた再婚夫の一人娘。
それじゃあ独り立ち…ってことで、
新たな引越先も決め、引越し見積りを予約していた。
あの日は引越業者が来る日で、朝から彼女の元に行く予定だった再婚夫。
私が在宅勤務を始めて間もなく、電話が。
???
…もしや…?
ドタキャンか…?
正解!( TДT)
ドタキャン…というか、
予約をちゃんとできてなかったらしい。
そんな事、あるのかしら…とやや不安と疑問を感じたが、とりあえず彼女の元に向かった再婚夫。
やれやれ…ほんと大丈夫なのかしら…
独り立ち、できるのかしらこれ…と思いながら仕事に没頭すること1時間。
夫から電話が。
「ひどい状況だ…」
え…?
何が?(・・;
テレビ電話に切り替えられて、
私の目に飛び込んできたのは…
それはもう、
ひどい有り様の彼女の部屋。
ひどいってもんじゃない。
それ、
ゴミ…?
そう、彼女の部屋は
ゴミ屋敷と化していたのである。
ずっと、部屋に入らないで!と言っていたのはこのせいか…
再婚夫、
その現場を目の当たりにし
さぞかし衝撃を受けたことだろうと思う。
いつも冷静な再婚夫が、
「どうしたらいいだろうか…」と電話をよこす位だ。
その衝撃は計り知れない。
当の本人は、
自分の父に「なんなんだ?これは?!」と叫ばれて、縮こまって動かなくなってしまったそうだ。
会話も出来ない。
こうなってしまえば、もう私の出番しかあるまい。
緊急事態である。
その日に限って仕事も忙しく、
若干焦りを感じながらも
意を決し、
彼女に電話をしたのだった…
次に続く。
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