異動がなかった!嬉しい!!

僕は、今年で社会人5年目、来年で6年目となるが、新規採用から一度も異動を経験したことがない。
同期の大半は一回目の異動をこれまでに経験しており、最近は「君もそろそろ異動かもね」といわれることが多い。

しかし、自分の専門性から考えると、僕の異動できる部署が非常に限られている。他の職場は、担当者が雑な仕事をしているとの噂で引継ぎが大変そうだったり、嫌いな人がいたりするので、異動のことを考えると非常に気分が暗くなってしまう。正直、転職したほうがいいんじゃないかと思っているし、一時は転職活動もしていた。

ただ、「異動の意義」について客観的に考えてみると、「社員に若いうちからいろいろな経験を積ませて、将来の可能性を広げておこう」という意図で行われると推測できる。そう考えると、一つの部署にずっととどまっているより、色々な部署に行ってから、適性があると思われる部署に異動希望を出すというのが、自分の将来に良い影響があるんじゃないかと思う。

このような考えから「異動になっても仕方ない、これを機にステップアップしていこう!」と自分に言い聞かせて、年度末を過ごしていた。


そして今週、今年度の僕の職場の異動について発表があった。

内示が書かれているエクセルシートをドキドキしながら開け、自分の名前を必死に探す。マジで一体どうなるんだろうかと吐き気がした。

数分後、結局「自分は今年は異動がない」ということが分かった。異動を覚悟していたものの、いざ異動がないということを知ると、安堵のあまり思わずバンザイをしたくなった。

今の職場に残ることは、精神的にも楽だと思うし、ある程度やりがいを感じている。でも、他の職場を経験したことがないという経験不足のデメリットも抱えており、一概にいいことだとは思わない。だからこそ、余裕がある次の一年も、自分ができることを精一杯やって、後悔しない一年にしていきたい。

ところで来年度から、自分の職場に新卒採用の新人が入ってきて、僕は教育係に任命されるらしい。後輩に頼られるようなしっかりした先輩になりたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?