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不器用な僕でも独立して生きてこれた。~倒産・退職・開業・現在までの20年の記録~ No.1

2000年に勤めていた上場企業が、金融不況のあおりを受けて事実上倒産しました。

13年前にその会社に入社しましたが、そのとき父親が「上場企業に入社すれば、一生安泰やな。」と喜んでくれたことを今も思い出します。

「法人は死せず。」と言います。確かにその会社は死んだわけではないのですが、銀行に管理され、別の会社に運営され情け容赦のない「人員整理」が実行されたその会社は、もはや以前の好きだった会社ではなく「死んでしまった」のです。

「人員整理」の実務を行っていたメンバーの一人として、不況の荒波に辞めざる負えなかった同僚を目の当たりにした以上、「この会社に自分は残ってはいけない。」という強い気持ちに駆られて、自分も荒海に飛び込んだのです。しかし、そこは荒海というより、果てしのない「砂漠」でした。

僕にとっては今も「砂漠」を歩いている感じですが、オアシスがあったり緑が見え人家が増えてきたりと、歩き始めたときに比べると「生」を感じられるようになり、「いままで歩んできた道を振り返ってもいいのかな。」と思い筆を取ることにしました。

「少しずつ、時間があるときに」ということになりますが、「仕事を続けていくのか、会社に残るのか辞めるのか」と悩んでいる人に少しでも参考になればと思い、書き綴っていきますので、どうぞ読んでいただければ幸いです。

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