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知識スキルを身につけるためのアイデア

 スキルを身につける、能力を身につける。そのために昔は師と寝食を共にしたそうです。

 今はどうなっているかわかりませんが、落語家さんとかそんなイメージがあります。芸の道を極めるのに師匠の身の回りの世話をしたり一緒に御飯を食べたりする。

 相撲とかもそうですよね。住み込みで修行する。よく考えたら僧侶とかもそうですよね。そう言えば昔通ってた美容室のスタッフは住み込みで働いておりました。武術の世界も昔はそうだったと聞きます。

 こんな感じで技を伝授され、それを仕事にする人は師につくのが一般的ですがその際、寝食を共にするのです。それは、師のやることなすことをマネすることが出来るからです。そうすることで知識スキル以外の感覚的な部分をインストールしているわけです。

 ちなみにビジネスも文章もマーケティングも感覚でやって当てられるようになってないとダメだと個人的には思います。知識や理論は知ってるけどいちいち使わない。そういうレベルにならないと現実は仮に事業がうまく行ってもプライベートはずたずたになりがちだからです。

 家がもともと商売していて、順調でそれを受け継いだみたいなパターンなら話も別かもですが…基本独立したらその多くがプライベートがなくなって家族に飛び火したりするのはこれが原因の一つです。

大富豪の弟子の作り方

 落語、相撲、僧侶、剣豪と日本ならではのモノを挙げましたが、実は欧米の大富豪もこれをやるそうです。当たり前の話ですが、大富豪の周りにはお金持ちになりたい人がたくさん集まります。もちろん、大多数は相手にされないそうですが、その中で富豪の心の琴線に触れた人は目をかけられるそう。

 富豪は自分の弟子を育てるというわけです。ただ、寝食を共にするとはいかないまでも、徹底的に富豪のマネをさせるそうです。それこそ食べるものや食べ方、口調まで真似させる。

人を創る

 そうやって、非言語な何かをインストールさせるわけです。落語、相撲、僧侶、剣豪、大富豪。共通してスキルを教えようとしているのではありません。人を創ろうとしているわけです。

 そして、ここまでの話から分かるのは人を創ろうと思ったら接触回数を増やさないとダメだということです。知識、スキル以上の「感覚」を伝えないとダメ。それをしようとした「結果」が寝食を共にしたり、徹底的なコピーだったり、というだけのこと。

接触回数というアイデア

 要は、接触回数を増やして感覚をインストールさせる。これができて始めて技の伝承が出来るのでしょう。

 ところが残念なことに、世の中にはスキルだけでビジネスは出来ると勘違いされているように見えることが多々あります。でも、それってよく考えてみたら表面的な知識スキルで何でもかんでも出来るならもっと世の中良くなってておかしくないでしょうか。

 人間が育成されるというのはそんな生易しいものと違うと思えてなりません。人間は母が命懸けで生むわけです。ならば生育も進化成長も命懸けであるのが本来です。それを知識スキルで解決しようなどというのは人の命に対する不敬に見えて仕方ないのです。

 だから、その最上級は寝食を共にする。

 ここで紹介したうちの娘は当然このパターンになるわけです。落語、相撲、僧侶、剣豪のパターンです。

 でも、寝食共にするは流石にできないというならせめて接触回数を増やしてとにかく1on1で徹底的に伝授していく、という富豪のやり方も理にかなっています。

 この徹底的に接触回数を増やす、というアイデアはあなたのサービス作成のアイデアになるかもしれません。情報発信のヒントとなるかもしれません。また、何かを誰かに学ぼうとする時の姿勢として応用することもできるかもしれません。

 接触回数。あなたの活動に活かそうとしてみてはいかがでしょうか。



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