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販売セールスのイメージが悪い理由とその正体

 あなたはセールス、販売というものにどんなイメージを持っているでしょうか?僕はイヤ~なイメージを持っていました。「ものを売りつけてくる迷惑な行為」というイメージがありました。

 法人になってそれなりに経ちますが頻繁に営業電話がかかってきます。ぶっちゃけた話、あまり上手いセールスを経験したことがないです。こんな体たらくだからセールス販売は誤解されるのだ、とよく思います。

セールスの正体

 そんなセールスの本質は商品を売ることではありません。相手の問題解決のお手伝いなのです。これが分かることはものすごく大きいです。セールスとはお手伝いなのです、問題解決の。

 ということはこれは、相手に喜ばれる行為だということです。問題解決手伝って喜ばれない、とかありえません。もちろん、問題解決を手伝うだけで、相手の問題が必ずしも解決するとは限りません。実際、相手の問題は相手しか解決出来ないものです。僕たちコーチは相手の問題の解決の「お手伝い」や「きっかけ」にしかなれません。「支援」しか出来ません。その意味でセールスと同じ構図があるわけです。

 問題とは深いもので、1つ解決したとしてもまた次に新たな問題が生まれるのが普通です。実際、問題のない演技をしている人なら見たことがありますが、問題を心底抱えてない人など見たことがありません。だから、基本問題が一切なくなる、なんてことは未来永劫絶対にない。もし、あるとしたらそれは死ぬ時なんじゃないですかね。

 そんな絶対になくならない問題ですが…
これを放置しておくと時間が経てば経つほど厄介なことになります。だから、相手に解決する気があるなら僕たちコーチとしては付き合うべきですよね。

売上の正体

 そして、眼の前の一つ一つの問題の解決をお手伝いする。売上というのはその結果なのです。もちろん、僕たちコーチの活動というのは売上をあげないと破綻します。しかし、売上というのは実は結果論であり、その源泉は相手の問題解決への貢献です。

 だからこそ、「ビジネスは人助けだ」と言えるし、僕の元でコーチとしてビジネスをやっていきたい人にはそう伝えています。これまた、コーチングと同じです。そして、売上はその貢献が形を変えて表れたもの、ということができるのです。

古代から嫌われるセールスパターン

 セールスというのは嫌われるイメージを持つ行為に見えるでしょうが、それは不勉強な人間が自分の欲得のためにやるからです。お金を支払う相手を蔑ろにしている。交換に応じる相手を蔑ろにしているから嫌われるのです。

 「利をもって行えば怨み多し」などと2,500年前の論語に書かれていますが、まさに売上という利ばかりを浅薄に追いかけて嫌われる…つまり怨み多し状況を創るわけです。そんな怨み多しセールスマンがいつの時代も多いわけです。だから、セールスに嫌われ者のイメージがまとわりつくわけです。

 ちなみに、論語ではありませんが同時期の書物に「利の本は義」「利は義の和」とあったりします。こういう教えもここまでの話を読むと納得が行くでしょう。相手の役に立とうという義心があるところに利は集まるのです。

 そして、こういう教えが廃れずに継承されるということは昔から、自分の欲得しか考えない迷惑かつ、愚昧な輩が多かった、という事を示しておるのです。人は何千年も前から変わらない、ということです。

 でも、セールス、販売というのは人助けなのです。コーチとやっていることは同じなのです。表れ方が違うだけだと思うのです。セールスに対してちょっとでも悪いイメージが払拭されると嬉しいです。

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