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限界は現実?それとも幻想?
不本意ながら僧侶になった。そんな有様だから、修行がきつい。
「なんとか解放されたい…」そう考えた結果、修行中に倒れて救急車で運ばれたら良い、という結論に。真剣に至った結論だから、早く倒れるように修行に打ち込む。身体がきつかろうが大歓迎。倒れられるから。この調子だと数日、長くても1週間も頑張れば倒れるだろう。
そう思っていたのに、1週間経っても倒れない。「倒れたい」という気持ちと「倒れないのが不思議」という実感を抱えながら、迎えたある満月の晩。
いつものように夜、座禅を組む。ボーン、ボーン。時計の音が聞こえる。いつもなら「あーあ、後1時間半しか寝れねーよ」とおもう。でも、このときは違うかった。「1時間半も休ませてもらえるのか」という言葉が心の中に沸き起こった。その途端、世の中が変わっていくような感触を得た。自分は変わった、と思った。
限界という幻想
この話が大好きです。
自分が限界だと思っているものはたいてい限界では無い、ということをこの話は教えてくれます。実際、そうだと思います。自分がこれ以上無理と思っているものはたいてい無理ではないのです。では、普段感じるあの限界感は何なのか?
限界の正体
限界だという自分がいるだけです。無理だという自分がいるだけです。
別にこの僧侶のようにぶっ飛んだことをやる必要はないとおもいます。でも、自分に勝手な制限や限界を僕達は勝手に設ける生き物だということは知っていて損は無いと思うのです。
これはコーチをやるにもビジネスやるにも同じでは無いでしょうか。今、無理だと思っているものを再検討してみると新たな活路が見えてくるかもしれません。
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