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コーチ、指導者の立場

 人間関係にはいろんな形がありますが、トラブルが起こるのは対立しているときですよね。ところが、残念な事に多くの場合、ビジネスに対立構造を持ち込んでしまうケースは多いと思います。つい、自分の身を本能的に守ってしまうのです。

 例えば…
「売り込まれている」と思われたらどうしよう…
嫌われたら嫌だな…
そういう心理が特に売り手には働きやすいです。

 どうでしょうか。あなたがコーチ活動、指導者活動をすでに始めていたらこういう気持ちを経験したことがあるのではないでしょうか。もし、準備中の場合はスタートしてからのことをちょっと想像してもらったら「こうなりそう」と思えるのではないでしょうか。

 これは実際よくあることです。ビジネスの全体像とか仕組みといった俯瞰した知見がない間は特にそうなりやすいと思います。そうやって、枝葉に思考が行くのです。そもそも、そのビジネスは何をするためのものだったのか、という視点が忘れ去られてしまっているわけです。

コーチ、指導者は協力者

 僕たちコーチ、指導者の仕事は相手の理想を実現させるお手伝い。ならば、こちらは相手の善き理解者であり、協力者でなければならないわけです。

 ところが、先の
「売り込まれている」と思われたらどうしよう…
嫌われたら嫌だな…
というのは言外に「だって売れなくなるもん」というのがあるわけです。

 もちろん、ビジネスやっていると売上が安定してコンスタントに出るまではどうしてもこんな風に思ってしまうものです。ボランティアでやっているんじゃないんだから、そう思うのが悪いわけではない。

 でも、その「売れなくなる」は協力できなくなることへの残念さに立脚している場合は良いのですが…売上とか利益といった自分の都合に立脚している場合は根本を見直すサインとなると思います。

 大体、自分の商品サービスが相手の助けになると思えるからこそ提案するわけです。だったらなんとしてでも提案は受けてもらわないと相手にとって損なのです。でも、相手からするとそう見えてない。この認識のズレに問題が起こるだけなのです。だったら、相手にわかってもらえるように協力者として接さないといけませんよね。

 でも、だからといって無理くり相手に迫るのもおかしいですよね。相手の協力者と言いながら相手を支配、所有しようとするような態度になっちゃうのだから。子どもを自分の所有物みたいに扱う親がいるけどあんな感じになっちゃいます。

 やはり協力者なのだから基本的には相手を尊重しないとダメだと思います。こっちが工夫して伝えながらも、相手がわからないならそこは相手を尊重して相手が自然に分かるまで待ってあげたら良いのです。

 こういう人と人との繋がりや、関係性みたいな部分をビジネスを通して育もうと意識していれば、売上や利益といったこちらの都合ともうまく付き合えると思いますよ。

 先義後利です。先に寄り添い、結果として利益がもたらされたら良いし、もたらされなくても関係性にフォーカスしているから気に「ならない」。

 この境地に至れると楽だと思います。


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