安田財閥が教えるコーチビジネスのヒント
安田善次郎という人をご存知でしょうか。安田財閥の創始者です。この方のエピソードを聞いて感じ入るところがありました。コーチをやるにも活きる話だと思ったので紹介します。
ある時、「水田を買ってほしい」と言われた安田さん。実際にその土地を見に行くことにしたそうです。ところが、安田さん、土地に着くや否や、水田を見に行くかと思いきや、神社参りを始めたそうです。
売り手は意図がわからず、ちゃんと取引できるか心配したそうだがちゃんと準備万端整えられていて納得できる良い取引になったそうです。
安田さんがなぜ、神社参りをしたかわかるでしょうか?
安田善次郎さんが神社参りした理由
これは神社仏閣とその地価の関係に気づいていた、というのが答えだそうです。
神社仏閣が荒れている=宗教心がない地方=人気悪い=小作米が取れるか怪しい。
神社仏閣の規模に関わらずきれいに手入れされている=人気。
更に安田さんは小作人の屋敷を覗くそうです。
家の中が片付いていて、空地になにか役に立つものが植えてある
↓
土地を粗末にしない勤勉な人が住んでいる
こういう部分を見て土地を買うかどうかを決めた、というのです。
すごいと思いませんか?
安田善次郎さんの感覚
この安田さんの感覚はどういうものなのでしょうか。これは…
対象の本質というのは一見関係ないところに現れる。一見、見えない部分に本質は隠れている、ということだと思うのです。
これ、ビジネスでもコーチでも活きる視点です。
例えば、ビジネスでも顧客の情報を知るために「アマゾンのレビューを見ろ」という教えがあります。
ギターのコードを覚えるための本のレビューにこんなことが書いてあったとします。
↓
こういうのを読んで「なるほど、ギターのコードをみんな覚えたいんだね」と捉えているようでは安田さんのような視点ではない、ということです。
これは安田さんの話に置き換えるなら水田を買うのに水田の様子を見たのと同じ。先のコメントから見えない部分を見ないと安田さんの話を活かしたとは言えないでしょう。
見えない部分とは?
じゃあ、見えない部分とはどんな部分でしょうか?
意味がわからないと動けない
コードを使いこなすために「覚える」という選択肢以外の選択肢がない、という思い込みを持っている
という部分が見えるわけです。
そして、同時に…
自分の納得があれば動ける
勤勉である
良いと思ったことはすぐに人に教えてあげたくなる心優しい部分がある
こんな感じで想像できればビジネスする時に、何を伝えたら良いかわかるし、コーチするときにも何を言えばいいかわかりますよね。納得を与えたら良い、ということがわかりますよね。
このように人の本質も、見えない部分に眠っているということを安田さんはいいたかったのかな~、と思うのです。
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